彼らも平和や差別のない世界を望んでいる
全米各地に広がっている「Black lives matter」運動。正しいことを訴えているはずが、デモ隊とは全く関係ない暴徒グループが混ざり込み、破壊や略奪行動に走っている映像ばかりがニュースに取り沙汰される。
しかし、平和的なデモも行われているということを決して忘れてはならない。
As a show of understanding the pain that is in our community and our nation regarding equality, the #FayPD took a knee to show that we also stand for justice for everyone. We are committed to listening and treating everyone with dignity and respect.#LoveONE pic.twitter.com/X5KAQohN6g
— Fayetteville Police (@FayettevillePD) June 2, 2020
この映像は、6月2日にノースカロライナ州ファイエットビルの警察署が公開したもの。デモ隊と警官隊が対峙し、今にも喧嘩に発展しそうな気配である。
ところが・・・警官たちは片足をついて、逮捕する意図はないことを表現。
これを見たデモ隊たちもまた、つぎつぎと片足をついた。その後、警察官と交流する姿をカメラは捉えていた。
ツイートのキャプションには、「我が国とコミュニティにある痛みを理解し、私たちは皆さんの正義のために立っていることを示すため、膝をつきました。私たちは尊厳と敬意を持ち、すべての人に耳を傾け、慰めていくことを約束します。」という誓いが綴られていた。
またコメント欄には、感謝の意とともに「今後はどのような対応を取るつもりですか」という声が。そこには、人種問題に関するさまざまな懸念事項をオープンに話せるフォーラムを作ろうと、市長やコミュニティ、宗教指導者と協力をしていると回答があった。
他にも、「これがアメリカの正義だ。」「私の故郷からこの映像が届いたことを誇りに思います」といった感動のメッセージが多数寄せられていた。
警察もまた、差別がない世界を願っているのだ。そして、このような冷静なデモ隊もいることも知っていて欲しい。
参照元:Twitter