【なんで!?】ヒマすぎる仕事をやらされうつ状態になったとしてフランス人男性が会社を起訴

カルチャー

ヒマすぎる仕事で落ち込み状態に!?

猛烈な仕事量で残業まみれになるのは当然イヤだが、猛烈に退屈なのに一応ポジションにいなければならない仕事もなかなかに苦痛だという。

今回取り上げるフランス人男性は、そんな退屈すぎる仕事をさせられたせいで、気分の落ち込みにさいなまれたと主張している。

さらに、その慰謝料として4300万円(36万ユーロ)を要求しているらしい。

この訴えを起こしたのは、パリ在住のフレデリック・デズナールさん(44)という男性。

彼は以前、香水関係の会社で管理職として働いていたというが、降格されてしまい、マネジメントとは関係のない平凡な仕事をやらされていたという。

それ以来4年間にわたり、ひどく退屈な仕事をさせられたせいで、気分の落ち込みに苛まれるようになったという。

仏紙「Le Point」の取材で男性は、このことを「地獄への落下」と例え、「何もしていないのにお金が払われることが恥ずかしかった」と明かしている。

やがて、車での通勤中にてんかん発作を起こしてしまったことから、2014年に退職。しかし彼はその仕事に自分を破壊されたままだと話し、今でも精神的苦痛を味わっているという。

ここから、デズナール氏は香水会社を提訴。有給休暇の未払い分や、昇進を潜在的に拒否していたことから、慰謝料として36万ユーロを支払うよう求めた。

これに対し、香水会社の弁護人は「4年間の退屈について会社には何も言わなかった。」「在籍中なぜ知らせなかったのか」と反論。今回の事件については、6月16日にパリの雇用裁判所で争われるという。

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フランスのメディアによると、研究では、労働人口の約30%が退屈な仕事に苦しんでいると推定されている。

昇進の見通しが立たないことや、転職のリスクを取る気がない時に発生すると考えられており、その背景には、高い失業率と、労働市場における自己アピールの難しさにあるという。

なお、今回のような「退屈」が原因の訴訟は初めてではない。同様の訴えをおこしたチャールズ・サイモン氏という男性は、6000万円(50万ユーロ)が給与に上乗せされて支払いされることになったという。

 

参照元:The LocalYoutube

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