大事な会議の途中だったり近くにトイレがなかったりと、時にはおしっこを我慢しなければならない場面もあるだろう。
だが、あまりにも長く我慢してしまうととんでもない結末が待っているかもしれない。
18時間トイレに行かず膀胱が破裂
今月初め、フーさん(40)という中国人男性が夜の街に繰り出しビール10杯を飲み、ひどい二日酔いで翌日もずっと眠っていたという。当然ながらそれだけビールを飲んでいれば尿意を催したはずだが、不思議なことにフーさんはトイレに起きることもなく大量のアルコールは膀胱の中に長時間溜まってしまうこととなった。
その時間、まさかの18時間!!!
Man holds urine for 18 hours after drinking 10 beers, his bladder ruptures https://t.co/COT3EY7Av4
— ויקאס פנדיטה (@TORUKH_MAKTO) June 22, 2020
6月18日に発表された報告書によると、浙江省の諸氏人民病院に運ばれてきたフーさんはひどい腹痛を訴えており横になることさえできなかったという。その原因を探るためMRI検査を受けさせると、膀胱の3箇所が破裂していたことが判明した。
そのうちひとつは放置しておくと死に至る危険性もあったために、3人の医師によって緊急手術がおこなわれ、フーさんの容態はなんとか安定したようだ。
定期的にトイレに行きましょう
医師によると、フーさんの症例は非常に稀なケースではあるものの、理論的に誰にでも起こりうる可能性があるという。
人間の膀胱は柔軟性があり、液体が消費されるとそれに応じて膀胱も大きくなるのだが、その容量の限度は450〜500ミリリットルである。それゆえに、大量に飲み物を消費した場合には定期的にトイレに行くことを勧めるそうだ。
ビール10杯を飲んでいたフーさんの膀胱には、単純計算をしたとしても3〜4リットル以上の液体が溜まっていたことになる。その量に膀胱も耐えられるわけがなく、破裂してしまったということだろう。
お酒を飲む方ならご存知の通りアルコールには利尿作用があるが、フーさんが18時間もトイレに行かなかった理由として、神経系が膀胱を空にする必要性を脳に伝えることを大量のアルコールが抑制したのではないかという見方が強いようだ。
いずれにせよ、こんな恐ろしいことになるのなら定期的にトイレには行きましょうね。