悪口を言われた保安官が犯人探しへ!
チクリと悪口を言われて深く傷つき、警察に行っても対処してもらえないのはよくあることではないだろうか。人に相談したり、我慢することで解決を図る人がほとんどで、度が過ぎれば訴えるという手もある。
しかし、警察官本人が罵られたら、爆速で捜査に乗り出すらしい。
A report showed the sheriff took the message as threatening in nature and showed Fuller requested his employees make contact with the sender and warn against any threatening posts in the future.https://t.co/PNMeSfQkZd
— WWMT-TV (@wwmtnews) July 24, 2020
注目を浴びるのは、アメリカ・ミシガン州カラマズー郡の保安官、リチャード・フュラー氏。
今年6月、フェイスブックにて知事が発表した在宅命令に従うよう呼びかける投稿をした後、彼に匿名の人物から中傷のメッセージが送られてきたという。
その内容は、「お前はダイエットしなきゃいけないデブだ!」というもの。
保安官はすぐに送信者を探し出し、家へ訪問し話し合いを申し出たというが、ここで問題となったのは、代理人ではなく刑事を送り込んだということ。
地元メディア「チャンネル3」の報道によると、フューラー氏は該当のメッセージを脅迫と受け取り、職員に送信者へのコンタクトを取るよう指示を出していた。
更に、刑事を引き連れ送信者の48歳の男の家に訪れ、責任の追及をしたというが、相手も相手で「アカウントがハッキングされたんだ」と容疑を否認。今回は、注意にとどまり逮捕はしなかったという。
一連の事件に関して、ミシガン州立大学の教授で元検察官のアンソニー・フローレス氏は「脅迫的ではないようにとれる。」とコメント。
「二名の捜査官を派遣し、意味のないことをやめるよう申し出たのは、人材の使い方に問題があると考えられます。メッセージは挑発するものであって、脅迫しているわけではない。発言の自由の多くは有害ではないとみなすことができます。」と続けている。
フューラー氏は地元の投票によって選ばれ2008年から4期に渡り続投しており、信頼が高いという。だが、地元テレビ局のインタビューには応じていない。