登っていた氷山がひっくり返った
8月上旬、北極圏にあるノルウェー領の群島”スヴァールバル諸島”付近を仲間らとともに航海していたのは、30年以上に渡って探検家として活躍するマイク・ホーン氏。
彼はこれまでにも暗闇に包まれた冬の北極遠征や8000メートル級峰の酸素サポートなしの登頂など様々な偉業を成し遂げており、誰もが認める偉大な探検家である。
そんなホーン氏が見つけたのは、大きな氷山だ。当然ながら探検家としての血が騒ぎ、チームメイトのフレッド・ルー氏とともに目の前の氷山に登り始めたというのだが、しばらくするとその氷山が手前側にひっくり返ってしまうのだ。
いくらプロの探検家でも、さすがにこれは回避することはできなかった。二人は海に落ちてしまったものの、幸いにも氷山に押しつぶされることはなく怪我もなかったということだ。
動画には「愚かすぎる」「二人だけじゃなく船に乗っていた人たちも危なかった」「自然をなめるな」と辛辣な声が多く寄せられている。
ホーン氏は「これまで何度も危険な目に遭ってきましたが、いつも適切な判断を下して生きて帰ってきました。氷が顔に落ちてくるのを見るよりも、ジントニックの氷を眺める方が安全ですけどね。」と冗談で締めくくっているが、当時は生きた心地がしなかったことだろう。
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