もはや家から出ることすらできず・・・
Uberといった宅配サービスの登場で、指一本で美味しい食事が届くようになった今日この頃。今回紹介する男性は、そのすべてを宅配に頼りきっていたせいか、5年間家から出ることなく、体重は300キロを超えてしまったという。
これにより突然体調を崩したというが、男性は家から出ることができなかったため、クレーン車で窓から救助されたのである。
注目されているのは、イギリス・サリー州キャンバリー在住のジェイソン・ホルトンさん(30)。彼は働いたことがなく、行政の支援を受けながら母親と二人で暮らしている。
ホルトンさんの毎日の食生活はというと、朝昼は地元のケバブショップに頼んだお肉とフライドポテト。夕方に焼きそば3つとチキン、夕方にはサンドイッチ2つとポテトチップス3パックを口にしている。清涼飲料水とオレンジジュースは常飲しているという。
こうした生活は幼い頃からしており、昔から太りぎみだったそうだが、家から出なくなってから体重増加が加速。これにより、体重が300キロ以上になってしまい、下の階の天井は倒壊を防ぐため補強せざるを得なかったという。
そんな中、いつものように食事をしていた彼は体調を崩してしまった。救急に電話したものの、上階からは降りれないため、窓からクレーン車で運び出されたのである。その作業にはなんと7時間を要し、30人以上の隊員が駆り出された。
彼は鼠蹊部と脚のリンパ浮腫と診断され、専門病院に搬送後入院。医師はこのままでは肥満による心臓発作で5年ももたないだろうと明かしている。
ホルトンさんは過去に9週間のダイエットキャンプに参加したことで一度は痩せたことがあるそうだが、2014年に宅配サービス「JustEat」を利用し始めて以来、悲惨な太り方をしはじめたという。
コメント欄は厳しい意見が多く、「行政はもっとふさわしいサポートがあったはず。肥満の人に適したケア施設に入れるべきだった」といった声が上がっていた。
こうした問題は、宅配サービスが広まり始めたことから、今後日本でも増えていくかもしれない。