ツヤッツヤの黄色いカメ!!
自然界には鮮やかな色彩をした野生動物がたくさんいる。中には、オモチャじゃないか!?と思ってしまうような種も。
先日、そんなハデすぎる生き物がインドの森林局によって発見され、大きく注目されている。
It's an albino kind whose peculiar yellow colour is may be bcoz of either some genetic mutation or congenital disorder due to absence of tyrosine pigment. @SudhaRamenIFS @drqayumiitk @wiiofficial1 @moefcc @susantananda3 @mvraoforindia pic.twitter.com/Yfhdu3D06t
— Debashish Sharma, IFS (@deva_iitkgp) October 27, 2020
まるで偽物かと思ってしまうほどの、ツヤッツヤで鮮やかな黄色をしている。これをみたツイッター民からは、「とろけたスライスチーズ!?」「卵の黄身」「とけたバターみたい!」などと例えられている。
こちらの美味しそうなカメさんの正体は、インドハコスッポン。南アジア各地にある水辺でしばしば発見される種で、通常は白いお腹と茶色い甲羅を持っている。この個体は遺伝子変異によって生まれたとされている。
こうした変異体は、頻繁ではないものの一匹発見されると、まとまって見つかるそうで、昨年だけでも3頭の黄色い個体を発見していたという。
また、偶然にも今年、ネパールの大学がこの黄色いスッポンの発生について論文を発表している。それによるとこの現象は、体のメラニン色素の欠如ではないかと考えられているという。
これはアルビノ種の発生と似通っているというが、完全に真っ白になるのではなく、カメの皮膚にあるプテリジン色素が残るために黄色くなるのではないかという見方が示されている。
だが、こうした目立つ個体は自然界において生き残ることは厳しい。インド森林局はこうした変異体を保護し、別の地域に移したり、飼育下に置いているという。
参照元:Science Alart、Twitter