鼻に突っ込んだのを言えずに・・・50年が経過
児童が異物を鼻に突っ込んでしまい、とれなくなる事故はしばしば起きている。例えば、節分の豆はその主な原因となっている。
だが、まさか今回の男性のように、数十年の時を超えて現れるなんて考えたことがあるだろうか。
The 51-year-old man had pushed the coin inside his nose as a little boy and then forgot about it. The Soviet-era coin was found in his nose after he was unable to breathe from his right nostril.https://t.co/5kTysZhwsq
— News18 (@CNNnews18) November 29, 2020
そんな恐ろしい経験をしたのは、ロシアに住む匿名の男性。彼は6歳の頃、右の鼻の穴の中にコインを押し込んでしまい、取れなくなってしまったという。
だが、母親は非常に厳格な性格だったため、相談しようにも怖すぎて口を開くことはできなかったのである。その後、彼は鼻の穴にコインを詰めたことを忘れてしまった。
こうしてやってきた2020年。59歳となった男性は、右の鼻の穴が詰まって呼吸ができないことがわかり、病院を受診。
医師がCTスキャンを行ったところ、鼻に不自然に閉塞した部分を発見したという。そう、53年前に押し込んだコインの周りに、鼻石もできていたのである。
医療チームは全身麻酔を行い、内視鏡を使ってコインと鼻石を摘出。コインは旧ソ連時代の1コペイカ硬貨で、思わぬ歴史の分厚さを感じさせられてしまう一品であった。
病院の耳鼻咽喉科専門医、エレナ・ネプリャキナ氏は、「我々は金曜日に手術を行い、彼は月曜日に退院しました。完全に鼻は機能するようになっています。」と報告している。
みなさんも、小さい頃にお母さんが厳しかったせいでなかなか言い出せずにいたことがあるのではないだろうか。筆者は足の裏に木片がずっと埋まっています。