妊娠発覚からわずか1時間で出産?
今年2月、インドネシアにて「突風で妊娠した」と主張する若い女性が現れ、警察が捜査を開始する騒ぎが起こっている。
しかもその女性は、なんと妊娠発覚からわずか1時間で出産したと語っているという。
注目されているのは、インドネシア・西ジャワ州在住のシチ・ザイナさんという25歳の女性。2月第2週、シチさんは突如産気づき、元気な女の子を出産したという。
しかも、それまでは妊娠に気づいていなかったと話していた上に、原因となったのは突風だと考えているという。そのことについて、地元メディアに対してシチさんは次のように語っていた。
「午後の礼拝をしたあとうつ伏せになって居間寝ていた時、突然、突風が私の膣の中に入るのを感じました。
その15分後、お腹がどんどん痛くなり、近くの診療所に駆け込みました。そのあとに出産したのです。」
突風が入り込んだあとに出産したのは、わずか1時間後と主張している一方で、地元クリニックの医師によると、幸いにも母子ともに健康だという。生物学的にありえない現象である。
シチさんにはすでに一人の子供がいるが、4ヶ月前から別居している夫がいる。家を離れる前にはすで妊娠していたが、それ以降気づいていなかったのではと考えられている。
この噂はやがて町中に広まり始め、地元メディアが多数取材に訪れるように。さらには、警察も捜査に乗り出す事態にも発展しているという。
担当警部は地元メディアに対し「噂がこれ以上広まらないようにしたいので、事実確認をするため女性の家に行きました。」「不自然な形で出産した妊婦についての紛らわしいニュースを整理したい。この問題によって、国民の間で野蛮な噂が助長されるのは望ましくない。」と明かしている。
女性の浮気には非常に厳しいインドネシアにおいて、予期せぬ妊娠は女性の名誉を傷つけるものになり得る。そのため、こうした苦し紛れの嘘は珍しくない。