【決死のSOS】極寒のなか裸足で彷徨っていた7歳女児を保護するも「家に帰りたくない」で捜査開始!

事件

雪の降るなか裸足で彷徨う女児

2月17日午後5時頃、米イリノイ州シカゴのエングルウッドを運転していたトニー・テイラーさん。雪が降りしきるなか日が沈もうとしていたが、そのとき同乗していた5歳の娘が「パパ、あの小さな女の子を見て!」と叫んだという。

トニーさんが辺りを見回すと、そこにはパジャマのようなつなぎをきた女児が、極寒のなか、コートも着ずに裸足で泣きながら彷徨っていたのである。なぜか、手にはノートパソコンを持っていたという。

「なんてことだ!」トニーさんはすぐさま車を停車させ、警察に通報した。そして、女児を車の中に入れ、自分のコートを着せて体を温めてあげたという。

「家に帰りたくない」と訴え

当初、女児は話すこともできないほど凍え震えていたというが、のちに落ち着きを取り戻し地元のカマー小児病院へと搬送された。

警察の調査に対し、女児は自分が7歳であること、そして家には帰りたくないことを訴えているといい、虐待の可能性も視野にいれ、当時自宅で何があったのか慎重に調べる方針だという。なお、女児の行方不明届けは報告されていなかったものの、自宅はすでに特定できているとのことだ。

現在、女児は児童保護サービス(DCFS)で保護されているが、もしトニーさんが発見していなかったら命を落としていた危険性もあっただろう。また、決して治安の良い地域ではないため新たな事件に巻き込まれていた可能性もあったかもしれない。今回のトニーさんの行動に対して、地元議員のステファニー・コールマンさんは感謝の意を述べた。また、トニーさんにはフロリダ行きの2枚の航空券とリムジン、そしてディナーの無料券が進呈された。

雪の降りしきるなか、着の身着のままで外へ飛び出したのは決死の覚悟があってのことだろう。女児のSOSをしっかりと受け止め、対応してくれることを切に願いたい。

参照元:YouTubeWGN9

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sugi

海外生活に憧れ日本を飛び出した、考えるのは苦手な即実行型。自称人生経験豊富だがフリスクの開け方をつい最近知った実は箱入りアラフォー娘。

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