百戦錬磨のニワトリは人を殺せる!
動物愛護の観点から、世界中で取り締まりが広がる闘鶏(とうけい)。だがインドや東南アジアにおいては根強い人気があり、警察の目が届かない村や街で闘鶏が現在も行われている。
今回、そんな違法な闘鶏を行なっていた男性が、鶏に逆襲されてしまったようだ。
The man had tried to stop the bird escaping when he was struck in the groin by a knife on the animal's leg.
https://news.snb.sa/indian-man-killed-by-his-own-rooster-during-cockfight-world-bbc_news/
事件が起きたのは、インド南部に位置するランガーナ州の小さな村。警察によると、ここで鶏の足にナイフをつけた闘鶏が行われており、15人以上の地元住民が集まっていたという。
ところがその最中、1匹の闘鶏が逃げようとしたそうで、飼い主が捕まえようと追いかけた。その結果、刃渡り7cmのナイフが鼠蹊部にあたり、意識不明に。
参加者らが病院に連れて行こうとした途中で、大量失血で亡くなったという。動物は駆けつけた警察によって押収され、警察署に収容されたとのこと。イベントに関与した人々は、過失致死、賭博、闘鶏の開催の罪に直面しているといい、警察は参加者の身元を追っているという。
押収された鶏は、後日法廷で証拠品として提出されるとのこと。
インドにおいては1960年以降闘鶏は違法となっているが、農村地域では一般的に行われており、地元のヒンドゥー教のお祭り「サンクランティ祭」ではよく開催されるという。そのため、こうした事故は過去にもしばしば報告されている。