使った偽名が指名手配犯と同じだった件
アメリカ・ミシガン州で、薬物所持で罪を逃れようとした男が、偽名を使ったにも関わらず逮捕されたことが報じられた。
その理由は、警察官の慧眼や男の不審行動があったからではない。偽名が指名手配犯と同姓同名だったからだ。
30-year-old Lawton man arrested for Distributing Methamphetamine and Smuggling Narcotics into a Jail after providing a false name to troopers. pic.twitter.com/xAzGpdRzRH
— @MSPNorthernMI (@mspnorthernmi) March 29, 2021
ミシガン州警察の発表によると、3月26日の朝6時ごろ、警察官は路上駐車されていた車に職務質問を行なったという。
車には運転席に女性を乗せた30歳の男が乗っており、非常灯をつけて身分証明を求めた。その際、男は堂々と偽名を伝えたというが、その名前は、別の事件で捜査中だった指名手配犯と同じだった。
警察は即座に男を拘束し、地元ウェックスフォード郡刑務所に拘留。だが男の車からは麻薬と現金、秤が発見されたことから、麻薬の密売の容疑で逮捕された。
しかしここでなんと、刑務所での処理中に他の受刑者らへ麻薬を密売しており、偽名を指名手配犯と同じものしたのはわざとである可能性が浮上。その後、指紋を取られた際に、指名手配犯とは全くの別人であったことがわかったという。
警察は捜査令状を手配し引き続き調査を行っており、事件の全貌を調べている。