貴重な愛車が変わり果てた姿に・・・
1998年にホンダが生み出した、史上最高の名車と言われている「インテグラ タイプR」。現在でも根強い人気を誇り、オークションや中古市場において高額で取引されている。
先日に、とあるアメリカ在住のオーナーがオークションに出品し、約560万円(51000ドル)で落札されたという。
ところが、その矢先にこのような有様となってしまったそうだ。
グシャグシャにつぶれたフロントは、見るも無残。目を覆いたくなるほどの大惨事である。
このような姿となってしまったのは、なんと落札された直後のことだった。車は5月25日に落札されたそうだが、その後、オーナーがインテグラとの最後の旅を楽しもうと街へ繰り出したという。
出品時の画像(参照元:The driveの記事で確認可能)は新品同様の美しさを保っており、オーナーがどれだけ大切に乗っていたかが伝わってくる。
ところが26日の早朝、インスタグラムアカウント「vistecrimports」に、グシャグシャになった状態で掲載されてしまった。
事故がいつ起こったのかについては明かされていないものの、オーナーは無事だった模様。しかし、インテグラはとても売り物にはならない姿となってしまった。
ちなみに、オークションのシステム上、まだ落札者からの振込はされていなかったとのこと。入札手数料だけかかったそうだが、その費用も返金されたと報告されている。
落札者であるユーザー「swind74」さんは、今回の事故にかなりの失望をしている模様。車専門サイト「The drive」に掲載されているインタビューでは、「高校生の頃最初に乗った車だったから、また運転できるのが待ち切れなかったのに」「車を走らせ破壊してしまったので、誰も手に入れられなくなった」と悲しみを滲ませていた。
幸いにもインテグラの損傷は中程度のものだったそうで、修理可能だったそう。元に戻った後は再び出品されるだろうと予想されている。