教員試験でカンニング
9月26日、インドで実地されようとしていた教員試験の前に、テクノロジーを駆使した驚きのカンニング方法が発覚し、関与していた10名ほどが逮捕されるという事件が発生した。
その方法とは、ビーチサンダルに仕込まれたSIMカードと、耳に装着する超小型の受信機とをブルートゥース接続するというものだ。
‘Bluetooth Chappal’: How some tried to cheat in Rajasthan’s top exam?
Five people have been arrested in Rajasthan for…
しかし、試験前に会場付近で不審な人物らが目撃され、警察らが調べたところ機械の埋め込まれたサンダルが見つかったという。その犯罪組織の供述によると、試験中に外部で待機する一員らが回答を教えることとなっていたようだ。
ハイテク手法に驚きの声も
のちの調査で、この集団からブルートゥース接続がされたサンダルを約89万円で購入したという人が25名ほどいたという。しかし、この件で会場には履物を脱いで入ることとなったため実際の人数は定かではない。
近年、インドではこのようなカンニングが問題視されており、ラジャスタン州では不正行為を防ぐために試験中は州内のインターネット接続を遮断することとなっていた。それに対抗するかのように、この犯罪組織はさらに上をいくような対策を練ってきたということだろう。
この日実地された教員試験は2018年以来3年ぶりとなるものだっただけに、何としてでも合格したかったのだろうが、当然ながら「教師になりたい人がカンニングって…」「この才能をもっと活かせるはず」「理系分野なら合格できてたかもね」などと辛辣なコメントが寄せられている。