園児たちをじっと見つめていたのは…
物騒な事件が多発している昨今、多くの地域では不審者情報などがSNSで通知されるなど、情報を共有して事件を未然に防ごうという取り組みがおこなわれているのではないだろうか。
しかし、南アフリカでは保育園の園庭で子供たちを遊ばせていた保育士がとんでもない光景を目にしてしまったという。園児たちをじっと見つめているのは不審者ではなく…
Teachers at a daycare centre in Boksburg were shocked last week when, during outside playtime, they looked up and saw a white tiger watching them. https://t.co/cmvpGzYM6f
— Times LIVE (@TimesLIVE) October 3, 2021
なんと、隣家でペットとして飼われているホワイトタイガーなのだ。
保育園の隣家で飼われるホワイトタイガー
匿名を条件にメディアのインタビューに答えた、ボックスバーグにあるこの保育園の所有者は次のように話している。
設置されているフェンスの高さは十分ではなく、ホワイトタイガーはジャンプして乗り越えることができるでしょう。園児らへの危険を考えて園庭で遊ぶことに制限をかけなければならない状態です。当園と反対側には老人ホームもあるのでそれも懸念されます。また、この近隣には4つの学校があり、地域に住む人たちにとって脅威となっています。
実際に、子供たちへの危害を懸念した数人の保護者らは、園児を保育園に送るのをやめたという。所有者は解決策を求めて隣家に住むクルーガー夫妻や野生動物組織、立法機関と話しをしたものの、夫妻は外来種の飼育に関する地域の規制を厳守しているとのことで、違反行為はなく法律で取り締まれるものではないとの回答を受けた。
しかし、ホワイトタイガーがいつ襲ってくるかわからないこの状況・・。
ここへ我が子を送るなんて、とんでもないという保護者の不安は十分にわかるだろう。
また、それによって保育園の経営も打撃を受けているという。このニュースにネット上では「外来種をペットにするのはちょっと違うのでは?」「野生動物は自然の中に戻してあげてほしい」という声が多く上がっているようだ。