むむっ!?あそこの家だけやたらアツアツだぞ!?
世界的に大麻を容認する風潮が広まっているが、イギリスでは所持・販売は固く禁じられている。現在、イギリスの警察は取締を強化しており、様々な手段で大麻の栽培拠点を探し当てようとしているという。
そんな中、今回取り上げる警察官が使ったのは・・・なんとサーモグラフィー付きドローンだった。
Assisting @DudleyPolice @DudleyInspector @CannabisTeamWMP @dudleymbc and @FSU_WMP With a warrant after @NPASMidlands detected a large heat source in an address. One large Cannabis factory discovered.#teamwork #dronesforgood pic.twitter.com/07wPx6vRY4
— WMP Eye in the Sky (@dronesWMP) October 28, 2021
こちらが、実際に撮影された映像である。一見普通の民家に見えるが、一つだけ熱を帯びた住宅があったのだ。
不審に思い警察が家宅捜索を行うと、部屋の中には大規模な大麻農場が。その量は211本にも登り、その総額は約3000万円(211,000ポンド)にのぼるという。担当者は大手柄だ。
このサーモグラフィー作戦を行なったのは、イギリス中心部ウェストミッドランズ州にあるダドリータウン警察署。
10月28日のツイートによると、彼らはこの日、地元評議会の協力のもと秘密裏にこの作戦を実行し、大麻農場を摘発したという。なお、農場には犯人はいなかったとのことで、現在も捜査が続いているという。
大麻の栽培には暖かい環境と光が必要で、室内で行う場合、暖房器具や照明が使用される。サーモグラフィーカメラのドローンは、その弱点をついて発見されたようだ。
イギリスでは過去にも、屋根の雪が溶けていたことで大麻工場が判明した事件があった。これからの雪降る季節、たくさんの違法栽培が摘発されることだろう・・・。