イラン女子代表のGKに性別疑惑
今、ヨルダンサッカー協会がアジアサッカー連盟(AFC)に対してこんな要求をしているという。
イラン女子代表チームのゴールキーパーに男性が起用されていないか調査してほしい
事の発端は、9月25日におこなわれた『AFC女子アジアカップ2022』での出来事だった。
この日、イラン女子代表と対戦したヨルダン女子代表は互いに譲らず、最終的にPK戦となったという。そして、イラン代表のGKゾフレ・コウダエイ選手が見事なセーブをみせ、4−2でPK戦を制すると、イラン代表は史上初の女子アジアカップの出場権を獲得することとなったのである。
負けたチームの負け惜しみと一蹴
しかし今月に入り、ヨルダンサッカー協会の会長であるアリ・ビン・アルフセイン王子はAFCに対してコウダエイ選手の性別調査を要求したのである。また同時に、イランにはジェンダーとドーピング問題の歴史があることにも言及した。
これに対しイラン側は、コウダエイ選手の性別調査要求は試合に敗北したヨルダンチームの負け惜しみであると一蹴している。
現地メディア「アル・アラビーヤ」によると、イランは2010年にも女子代表チームのゴールキーパーに性別疑惑がかかったという。また2015年にはチームの8名ほどが性別適合手術を待っている男性ではないかと疑惑がかかったこともあったようだ。
今回の報道には「この体格は完全に男でしょ」「ひと目で男とわかる」「心が女性ならそれでいいのでは?」「男が女のスポーツには参戦すべきではない」などと様々な声が寄せられているが、連盟からの回答は現在までに得られていないとのことだ。