ベランダが古い人形で埋め尽くされる
ベネズエラの首都カラカスでは、あるスポットが観光客のみならず地元住民らの間でも話題となっている。しかし、それは決して綺麗な景色でもインスタ映えするスポットでもない。
ただただ、怖すぎるというのだ。
アパートの上の階を見上げると、バルコニーが大量の古い人形でギッシリと埋め尽くされているのである。
展示空間を含めたアート作品
昼間はまだしも夜にここを通るのは恐ろしいに違いない。雨が降り、それが古い人形の顔にかかると、まるで黒い涙を流しているようにもみえるという。一体なぜこのようなバルコニーになったのか、そこにはある理由があった。
実はこれ、部屋の所有者である芸術家がアパートの一部をミュージアムと化し、作品が設置された展示空間を含めてアートとするインスタレーションとして楽しんでもらおうと約3年ほどかけて完成させたものだという。
当初は近隣住民らから悪魔のシンボルだとか本物の赤ちゃんのようで気味悪いなどと苦情が絶えなかったというが、今はすっかり落ち着き、この地域のランドマークとして受け入れられるようになったそう。
初めて見る人なら当然ながら驚いてしまう光景だが、アートとして見ればまた捉え方も変わってくることだろう。
この記事を友達にシェアしよう! /
あなたにおすすめ