亡くなった飼い主との別れ
今年8月、南米エクアドルにあるサンタ・ロサ葬儀場がFacebookに投稿した動画には、愛する家族との別れを受け入れられず最後までそばに寄り添うワンコの姿が捉えられており涙を誘っている。
エルオロ州サンタ・ロサ在住だったマリア・イザベル・ベニテス・チャンバさん(95)は、生前いつも愛犬のブーマーと一緒だったという。しかし、高齢のマリアさんが亡くなり、この日は地元の葬儀場で葬儀が営まれていた。
参列者らが悲しみに暮れるなか葬儀が終わり、棺を乗せた霊柩車が墓地へ向かおうとしたとき、ブーマーは霊柩車のまわりを一周し、まるで「お母さん最後のお別れがしたい」と訴えかけたかのようにみえたという。
Funeraria y Sala de Velaciones " Santa Rosa"さんの投稿 2021年8月23日月曜日
その思いが届き、車に乗せてもらったブーマーは棺にそっと寄り添い、その中で眠るマリアさんのそばを離れようとしなかった。
葬儀場のスポークスマンは「彼女と彼女の犬の間に存在した忠誠心と愛情をみることができました」と述べており、遺族やマリアさんを見送った人たちも皆同じ思いだったに違いない。愛する家族との別れを受け入れるのは辛いことだが、今後も家族に支えられブーマーにはあたたかい場所があることを信じたい。
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