飛行機の墜落動画が物議
とあるYoutuberが飛行機を意図的に墜落させたとして今月11日、パイロット免許を剥奪された。
免許を剝奪されたのはトレバー・ジェイコブ氏。
彼はソチオリンピックにアメリカ代表として出場した経歴をもつスノーボーダーでありながら、冒険を投稿する自身のYoutubeチャンネル「Adbenture.com」に13万人以上の登録者を持っている人気Youtuberでもある。
彼は昨年12月に「I Crashed My Plane」と題する動画を投稿した。この動画は現時点で230万回再生されているが、これが公開後、物議を呼んでいた。
ジェイコブ氏が語るところによると、彼の自家用飛行機はカリフォルニア州上空で「エンジントラブル」により故障、やむなくパラシュートで脱出し、彼自身は事なきを得たとのことであったが・・・。
翼には固定カメラが取り付けられており、無人の飛行機が原野に墜落し破壊される様子まで動画には収められている。
さらに、自身の脱出の様子をばっちり自撮り棒で撮影している、など不自然な部分があり、本人も妙に落ち着いた雰囲気で、動画の内容には奇妙さを感じさせるものがある。
アメリカ連邦航空局の見解は・・
この動画をアメリカ連邦航空局(略称:FAA)は問題視。ちなみに、FAAとはアメリカ合衆国運輸省の下部機関で、航空輸送の安全維持を担当する部局である。
調査の結果、FAAはこの事故が “大変意図的なもの “であるとして、今月ジェイコブ氏のプライベートパイロット認定を取り消した。
脱出や墜落などの必要はなく、エンジンが止まっていても滑降可能な範囲に複数のエリアがあり、そこに着陸することが可能だったとのことである。
FAAにはジェイコブ氏を起訴する権限はないとのことだが、もしもこの事件が意図的なものであったなら・・。
そして無人の飛行機が墜落した先に、ハイカーなど人間がいたとしたら悲惨な大事故となっていた可能性が高い。
現時点では真相は闇の中という状況のようだが、免許剥奪だけで終わっていい事件であるとも思えない。
さらなる真相の追求を求めたいところだ。
参照元:Youtube、NewYorkPost