金(ゴールド)の隠し場所はここであった。ペロンとめくったカツラの中!
金の密輸を企んだ男性が税関で御用!
4月20日、インド・デリーのインディラ・ガンディー国際空港の税関当局が金を密輸した疑いにより、ある男性を逮捕した。
男性は金を自身の”カツラ”と”腸”に隠し持っていたのである。
#WATCH | Delhi: A gold smuggling case booked on a passenger from Abu Dhabi at IGI Airport T3; approx 630.45g of gold worth Rs 30.55 lakhs was concealed inside his wig & rectum. Accused arrested; further probe underway: Customs Commissioner Office
(Source: Delhi Customs) pic.twitter.com/LCYiC27FSS
— The Times Of India (@timesofindia) April 20, 2022
男性は粘着テープで包まれた3つの小袋に金を入れ、それらをかつらと腸内に隠し持ちUAEのアブダビからデリー空港に到着したという。
しかし、空港でX線検査にあえなく引っ掛かり当局によって逮捕された。
男性が隠し持っていた金は、総重量686グラム、約3,055,000インドルピー(約522万円)相当にもなるという。
男性はインドのパスポートを所持している人物だそうである。
もちろん、飛行機に搭乗して金を運ぶこと自体は違法でない。
しかし、乗客は金を輸入または輸出する場合は、その数量を申告し必要な税金を支払う必要がある。
(インドのみならず、日本でも同様)
この男性は税金逃れのためにカツラにこのような細工を施し、税関の目をくらませようとしたわけだ。
ゴールドが輝くあまり頭頂部から光を発していた訳ではないだろうが・・。
隠し場所としてはお粗末だったようだ。
“カツラの中”は犯罪に使われがち?
インドにおいては、以前警察の志願者がカツラにブルートゥース機器を仕込み逮捕という類似事件があり、隠し場所として“カツラの中”はメジャーなものと言えるのかもしれない。
今回の男性はその頭皮を見るに日頃からカツラを常用しているようだ。身近な隠し場所として、カツラの中というのが”ピーン”と来てしまったことは理解できる。
しかし、その安直すぎるアイディアもX線検査という科学の前には無力であったようだ。
なお、当局はこの犯罪が組織的なものかどうかさらなる調査を進めているとのことである。