黒人少女らを拒否か!?
今月16日、米ペンシルベニア州にあるテーマパーク『セサミプレイス』を訪れていたジョディ・ブラウンさんだが、そこで起きたまさかの光景にショックを受け、インスタグラムに問題の動画を投稿すると大きな波紋を呼ぶこととなった。
この日、ジョディさんは娘と姪を連れて同パークに遊びに来ていたというが、動画をみるとロジータというキャラクターの着ぐるみが向かって歩いてきたところで来園者らはハイタッチを交わしたりしているのがわかる。
しかし、手を差し出したジョディさんの娘と姪に対しては首を横に振り、まるで「No」という仕草を見せて拒否したのである。ジョディさんによると、このキャラクターはすぐ横にいた白人の女の子にはハグをしたそうで、これは明らかな人種差別であると憤りを隠せない。
パーク側は誤解だと声明を発表
ジョディさんはすぐさま撮影をやめてパークの責任者に訴えようとするも相手にされなかったという。娘と姪は深く傷ついており、ジョディさんは二度とこのパークには足を運ばないと綴っている。
動画は拡散され騒動が大きくなったことで、後日パーク側はこのような声明を発表した。
パフォーマーらは下の方まで目が届かず、時々小さな子どもたちからのハグのリクエストを見逃してしまうことがあります。今回のパフォーマーの行動は群衆の中から赤ちゃんを抱いてほしいとの要求がありそれを断っているもので、少女たちを拒否したものではありません。いかなる場合でも平等でなければなりませんが、このたび誤解を生んでしまったことを謝罪します。
だが、ジョディさんは近くに赤ちゃんを抱いてほしいと要求していた人はいなかったと主張しており、この動画は今なお拡散され続けている。
現在は弁護士をたてて双方の話し合いがおこなわれているようだが、子供たちが楽しみにしていたテーマパークでこのような人種差別が起きていたとしたら残念なことである。子供たちが傷ついたり悲しんだりすることのないよう、今後の対応に期待したいところだ。