サッカー選手が女性主審にラリアット
今週、アルゼンチンの首都ブエノスアイレスで開催されていた地域リーグの試合で、選手1名が逮捕されるという事案が発生した。
この日、ガルメンセ対インデペンデンシアの試合が繰り広げられていたというが、女性主審のダルマ・マガリ・コルタディ氏がガルメンセのクリスティアン・ティローネ選手にファウルを出したという。その判定に納得がいかないティローネ選手は主審に詰め寄り暴言を吐き続けたというが、その態度を受けて主審がレッドカードを出そうとしたその時…。
🚨Cobarde agresión a una mujer árbitro de un futbolista en el partido de reserva Independencia ante Garmense, correspondiente a la Liga de Tres Arroyos.
*️⃣La víctima es Dalma Cortadi y el autor del hecho, Cristian Tirone. pic.twitter.com/a5wZT6QKLv— César Luis Merlo (@CLMerlo) July 31, 2022
なんと、主審の背後からラリアットをくらわせたのである。
協会は非難、主審は刑事告訴に踏み切る
動画には他の選手や審判、そして駆けつけた警備員らによってティローネ選手が連れ出される様子が捉えられているが、その後、警察は同選手を拘束し、近く検察庁に移送するとコメントしている。
一方、気になるのは主審の容態である。ラリアットされた後に何事もなかったかのようにすぐに立ち上がったものの、病院に運ばれて治療を受けたという。そして、退院後にティローネ選手を刑事告訴することを決めたそうだ。
アルゼンチンサッカー協会 (AFA) は、今回の行為は許されないとしたうえでガイドラインをより強化していくとの声明を発表し、今後おこなわれるであろう裁判に協力するとのことだ。真剣にやっているからこそプレー中は熱くなってしまうこともあるかもしれないが、だからといって感情的になり暴力を振るうなどもってのほかである。スポーツマンシップにのっとり、選手らに憧れている子供たちの模範となるような振る舞いを心がけてほしいものだ。