筆者の友人に、“理想の死に方はビール樽に落ちて溺死すること”と熱弁をふるう男が存在するが、そういう人間が履くのに最適なシューズが発売されたのでご紹介したい。
酔っ払いの冗談ではない。オランダ・ハイネケン社純正品、きちんと発売予定だというから驚きである。
Beer for your sole
Designed in collaboration with noted shoe designer, Dominic Ciambrone, to celebrate the smoothness of Heineken®️ Silver. Heinekicks aren't your everyday shoe, but it’s not every day you get to walk on beer. pic.twitter.com/LefwD5X7if
— Heineken (@Heineken) August 2, 2022
ビールの上を歩けるシューズ!”ハイネキックス”
8月2日、オランダ・ハイネケンの公式Twitterに、このようなキャプションを付けてシューズが発表されている。
新商品”ハイネケンシルバー”の滑らかさを称えるために、著名な靴デザイナー、ドドミニク・シャンブロン氏とのコラボレーションでデザインされました。この靴”ハイネキックス”は普段履き用の靴ではありませんが、ビールの上を歩けるなんてそうそうあることではありませんよね。
確かに、ビールの上を歩きたいなんて考えたこともなかった・・・。
このシューズは、同社最新のビール”ハイネケン・シルバー”の発売を記念し、スニーカーデザイナー兼カスタマイザー「スニーカーの外科医」ことドミニク・シャンブロン氏とハイネケン社がチームを組み開発した物だそうだ。
同社を象徴的する「緑」「白」「赤」の配色が施され、ハイネケンのロゴもあしらわれている。さらになんとシュータン(ベロ)には、ボトルオープナーが組み込まれているという。便利!
しかし、凡百のシューズと激しく一線を画しているのは、透明な靴底に黄金色に輝く液体が注入されていること。
もちろんそれは、本物の”ハイネケン・シルバー”ビールだ!
残念ながらシンガポール限定発売
残念ながら、このシューズはシンガポール限定での販売。市場に出回るのはわずか32足、最初の7足は2022年第4 四半期に発売する予定とのこと。価格はまだ発表されていない。
プレミアのついたスニーカーの高騰は昨今すさまじいものがある。物によっては一億越えもあり得る世界。
このシューズもいずれかなりの珍品として珍重されそうだ。惜しむらくは、ビールはあまり熟成には適さないという点。これがワインやウィスキーなど熟成するブツであったら、スニーカーとの相乗効果ですさまじいプレミアがつきそうではある。
ちなみに、同社の最新ビール”ハイネケン・シルバー”(日本未発売)はアルコール度数を5%から4%程度に下げているのが特徴で、スムースな飲み口、世界的な低アルコール飲料の流行に合わせた商品だそうです。
シューズのインパクトが大きいあまり、ビールそのものがどういった商品なのかがイマイチ伝わってこない点も残念なところではある。
参照元:Twitter、Odditycentral