双子の男の子を出産した女性。“あること”が気にかかり、彼らの親子鑑定をしたところそれぞれの父親が違うことが判明し驚き!

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双子の親子鑑定をしてみたら・・・

情熱の国、南米ブラジル。この国の中部ゴイアス州・ミネイロス在住の19歳になる女性は可愛い双子の男の子お母さんである。
この双子の出生に関して、彼女はあることが気にかかっていた。

実は出産の10カ月ほど前、彼女は2人の男性と同じ日の別の時間にセックスをしていたのである。
この双子の1歳の誕生日が近づくにつれ、女性は“双子ちゃんの父親はどっちなのかしら?”と思い、それを確かめるために親子鑑定を受けることにした。

その結果、なんと女性の生んだ双子は、”双子であるが父親は違う”という驚きの鑑定結果が出た。

この出来事は地元ニュース紙”Globo”が9月7日に報じ、世界的に話題となっているようだ。
非常に奇妙な話であるが、専門家の見解では充分起こりうる事だそうだ。それが判明する確率は「100万分の1」だという。

非常に稀な“異父過妊娠”

匿名希望のこの女性は、当初彼女がセックスした2人のうち1人(以下、第一父と略す)が双子の父親ではないかと疑っていた。この第一父のDNAを採取し親子鑑定にかけたが、陽性となったのは双子のうちの一人の子供だけだったという。

その結果を受けて、同じ日にセックスをした別の男性(以下、第二父)に彼女は連絡を取った。

“事情を話して検査を受けてもらいました。そうしたら、もう一人の子が陽性だったの。 “

“結果に驚きました。こんなことがあるなんて!”

そう、この双子ちゃん、もちろん母親は一人なのだが、兄の父親は“第一父”、弟の父親は“第二父”と異なっているのである。

この女性の主治医であるトゥーリオ・ジョージ・フランコ博士は、地元紙の取材を受けて、以下のように語っている。

「同じ母親の2つの卵子が異なる男性によって受精した場合には起こり得る事です。赤ちゃんは母親の遺伝子を共有していますが父親は異なるのです。」

女性が排卵期に2つの卵子を排卵し、それから数日(!)以内に複数の男性とセックスした場合、それぞれの卵子が別の男性の精子と受精することがあるのだそう。
これ以外にも人工授精や体外妊娠でのミスによって発生する場合などもある。さらに、何らかの原因で女性の排卵が妊娠後にも続いた場合、受精日が数週間ずれた双子を授かることもあるらしい。
このような現象は「異父過妊娠」と呼び、それによって生まれた子供は「異父二卵性双生児」と呼ばれる。

フランコ博士は、このような状況は「100万分の1」の確率で「一生のうちに見ることができるとは思わなかった」と語り、「このような例は世界で20件ほどしかない」と述べている。

しかし通常、双子の親子鑑定をする状況というのは稀である。今回のようにあっけらかんと経緯が語られるのは、ブラジルの国民性やお国柄もあってのことではないだろうか。つまり、実際のところ今回のような事例は「100万分の1」以上あり、表面化していないだけとも考えられる。男性としてはあまり知りたくないところではある。「秘すれば花」「知らぬが仏」といったところでしょうか。

なお、双子の父親としては“第一父”が協力的で、双子と母親の面倒を見て出生の登記などもしてくれているそうだ。もちろん双子ちゃんには何の罪もない。“第一父”が懐の深い男でなによりであった。

参照元:GloboWikipediaTwitter

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ひろしげ

海外渡航経験はハワイ、イギリス、ニュージーランド。大陸に憧れと恐れを抱く典型的島国の人です。趣味は大仏巡り。牛久大仏を擁する茨城県が魅力度ランキング最下位というのは納得できない。

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