不適切なパフォーマンスに怒りの声
今月15日、米ミシガン州マウント・クレメンスにある高校の体育館でチャリティーイベントが開催されたのだが、その内容があまりに不適切だと保護者らから怒りの声が上がっているという。
元NFL選手で同校卒業生のクエンティン・ハインズ氏が設立したマーケティングサービス『Rivals Recruiting Worldwide』は、この日ゲストを楽しませるためにパフォーマーとしてあるラッパーを雇っていた。
だが、ラッパーとともに登場したのは、半裸状態のまるでストリッパーのような女性だったのである。
On Oct. 15 at an alleged "charity event" at Mount Clemens High School near Detroit, Mich., a rapper simulated sex with a stripper in the school @BattlingBathers stadium. The space was rented by an outside group, which has now been banned from using the school facilities. pic.twitter.com/7saM6aGqH8
— Andy Ngô 🏳️🌈 (@MrAndyNgo) October 18, 2022
ラッパーはシャツを脱ぎ、そして女性はお尻を突き出したりするパフォーマンスを見せているが、この動画がSNSに投稿されると当然ながら学校関係者や保護者からは非難の声が続出した。
主催者はイベントの内容を知っていた可能性も
ハインズ氏は今回問題となったラッパーを含めイベントにフィーチャーした20人のアーティストたちのプロモーターでもあったという。イベントのために高校の体育館を2,000ドル(約30万円)で借りていたというが、この一件についてこうコメントしている。
地元のアーティストたちにパフォーマンスを披露する機会を提供しようとこのイベントの参加を呼びかけました。ラッパーを雇ったことは事実ですが、パフォーマンスの内容までは知りませんでした。女性はダンサーの1人でストリッパーではないと思いますが、衣服を身に着けていなかったことは容認できることではありません。
だが、これに対してラッパーはハインズ氏に”ストリッパーを連れてくる”ことを何度も伝えていたため知らなかったはずはないと話しており意見が食い違っているようだ。
1998年に卒業したマット・ピッターズさんは「ただただ愕然としました。たとえ体育館が第三者に借りられていたとしても学校関係者はその場に立ち会い、何が起きているのかを監視する必要があったのではないでしょうか。もし不適切なことが起きていたら、ただちに止めるよう行動を起こすことが求められます。」と学校側に対しても苦言を呈している。
学校側もチャリティーのための音楽イベントと申請されていただけに、このような出来事が起きてしまうのは想定できなかったのかもしれないが、教育長は今回の件で同団体との信頼関係は大きく崩れたため今後施設を使用することは一切禁止すると述べた。
参照元:Twitter、Yahoo!news