葛飾北斎の『神奈川沖浪裏』(”The Great Wave off Kanagawa”)の世界がレゴで再現され、世界的な話題となっている。
この絵画は、『富嶽三十六景』全46図中の1図であり、「凱風快晴」「山下白雨」と合わせて三大役物と呼ばれる同シリーズの傑作で、日本の絵画の中でも得に広く世界に知られている。
先月の29日、玩具メーカー「レゴ」より、この傑作アートをチーフにした商品がレゴの大人向けアートシリーズの一つとして2月1日に発売予定と発表された。
上記の動画を見て頂くと分かるとおり、奥行きのある線や複雑な形状もレゴで見事に再現されている。全1810ピーズから成り、1831年に制作されたこの傑作に関する特別解説書がついているという。現在のところLEGO公式SHOPでの価格は$99.99と表示されている。(日本の公式サイトでは¥13,980)、もちろん完成後の展示用にフレームとハンガーも付属している。
同社のアートシリーズには昨年6月、フィンセント・ファン・ゴッホの絵画『星月夜』とコラボした商品が登場済みである。その際は完売店が相次ぐほどの人気を博した。今回の北斎の『神奈川沖浪裏』は、ゴッホのコラボ商品よりさらにレゴとの親和性が高いように思われ、大人気となりそうだ。
LEGOの世界はアートからバイク、ピラミッドに地球儀などかつてないほどに広がっていて、ありとあらゆる世界中の事物をレゴで表現するチャレンジをしているかのよう。今後もこのレゴの大人向けシリーズには注目してゆきたい。