5年間天国にいた、と語る女性
15分ほど臨死状態に陥った女性がその間5年ほど天国で過ごし、その時の様子を鮮明に記憶していると語り話題となっている。先月の9日、この女性はYouTubeチャンネル“NDE(Near Death Experience) Diary”でその体験を詳細に語っている。
今から約20年ほど前の2001年5月6日の早朝、この女性リンダ・クレイマー博士はトイレに行き、眠りにつくような感覚を覚えたという。しかし彼女はその時、臨床的には『死んでいた』という。
幸いにも、奇跡的に救急隊員が彼女を蘇生させた。彼女はその治療を受けている間、「私は天国の世界にいた」と語り、そしてその天国にいた期間は5年間という長い時間のように感じた、と主張している。
実際のところ、彼女が倒れてから蘇生するまでの時間はたったの15分間だったにも関わらず・・・。
トランスフォーメーションにテレポーテーション?
彼女はこの「天国」にいる間、長い旅を体験したそうだ。天国には時間は存在しないように感じられたが、自身が通常時速4km程度で歩けることから推測して「天国」で過ごした時間を正確に割り出したという。移動した距離から経過時間を推測した結果、天国にいた期間は“5年間”、という結論に至ったという。
さらに、旅の途中で彼女は自分がどんな形にもなれること、そして天国で出会った他の人になれることを発見した。さらに、彼女は特定の場所について考えるだけでその場所に移動することができたという。いわゆるテレポーテーションだ。
そして、彼女の記憶に最も強く残る部分は、この「天国」の見事な風景だったという。
「その時、私は自分が花畑と呼んでいた場所に立っていて、エベレスト山の三万倍の高さの山脈を見ていました。」
「私がいた場所の後ろには巨大な山脈があり、また前には高層ビルのある建物群を見ることができました。その巨大さはドバイの高層ビル群などとは比べ物にはなりません。さらに巨大な湖も見えました。パノラマビューですべてを見ることができた。」
とその風景を語っている。
なんとも素晴らしい体験である。この話が真実であるとすれば、死に対する恐怖は薄れようというものだ。しかし、彼女のこの証言にも関わらず、現在のところ死後の世界があることを裏付ける科学的証拠はほとんどない。
カリフォルニア工科大学の宇宙学者、物理学教授のショーン・キャロル氏は、2018年に次のように述べている。
日常生活の根底にある物理法則は完全に理解されている。そして、それらの法則の中で私たちの脳に保存された情報が死んだ後も持続することを可能にする方法はない。
皆さんはどう思われるだろうか?