10代の少年がお尻へ挿入したゴルフボールが取れなくなり病院へ駆け込むも、下剤で無事取り出された

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10代の少年が肛門へゴルフボールを

1月6日、アメリカ国立医学図書館(United States National Library of Medicine、以下NLM)に掲載されたレポートによると、オーストラリアの10代の少年が肛門へ”ゴルフボール”を挿入し、それが腸内に詰まりパニックに陥って病院へ駆け込んだ症例があったという。

このレポートに掲載されたレントゲン写真上では、画像がゆがみまるで卵のような形で写っているものの、これは実際にはゴルフボールであったという。ボールは直腸につながる大腸の最後の部分、S状結腸にまで到達していたという。

このレポートはオーストラリアのジェームズ・P・グランサム医師が執筆したもの。

この少年は14歳。少年はゴルフボールを排便して処分できずにパニックに陥り、対処法を母親に相談した。母親は彼を南オーストラリア州にある王立アデレード病院に担ぎ込んだという。少年は入院時には特に不快感を訴えてはいなかったそうだ。

ゴルフボールの救出には独特の技術的課題が!

担当医師は、吸引カップや医療用ネット、輪状のスネア、四股グラスパー、バルーンカテーテル等の様々な医療用器具を使ってゴルフボールを取り出そうと2時間以上試みたが、取り出すことは出来なかった。結局のとのころ、ゴルフボールが自然に直腸に戻り肛門から排出されることを待つしか出来ないという事になった。しかし、24時間後レントゲン撮影をしたところ、まだボールはそこにあった。

これを確認した後、医師は試しに少年へ1リットルもの下剤を投与したという。これが功を奏し3時間後、無事に医師はゴルフボールの救出に成功した。腸の損傷はなかった、とレポートにはある。

「ゴルフボールは、その物理的的特性により、結腸から取り除こうとする際、”独特の技術的課題”が存在する」

とレポートには書かれていて、
「その大きなサイズ、球形、非圧縮性、および吸引を妨げるディンプル(くぼみ)の存在などが除去を困難にさせる要因だ」とその対処の困難さを訴えている。

医師団は少年に「今後、直腸にさらに物を挿入しないように」と忠告したという。

当サイトedamame.で過去に沢山の異物挿入事件をご報告させて頂いている。
お腹の不調を便秘だと言い張っていた夫が妻へ連れられ病院へ行ったら、腸にペットボトルが入っていた件。
88歳フランス人男性、お尻に挿入した砲弾が取れなくなり病院へ駆け込むも、付近は一時パニック状態に!
これらの”ハード”な事件と比べ、14歳という年齢からしても今回の件は”若気の至り”という言葉で済まされる微笑ましい話と言えるかもしれない。

今後、この少年がこういった行為が癖にならないよう祈ってやまないが、もしも再び事に及ばざるを得なくなった場合、「ゴルフボール」だけは避けたほうが良さそうですね。

参照元:NewYork PostUnited States National Library of Medicine

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ひろしげ

海外渡航経験はハワイ、イギリス、ニュージーランド。大陸に憧れと恐れを抱く典型的島国の人です。趣味は大仏巡り。牛久大仏を擁する茨城県が魅力度ランキング最下位というのは納得できない。

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