11歳女児が描いた”豚の蝶ネクタイ”が卑猥なものに見えると学校が没収→母親が猛抗議!

カルチャー

この作品をとんでもない理由で学校が没収

子供の描く作品は、独創的でそれぞれの個性が溢れるものが多い。しかし先月、アメリカの小学校では11歳の女児が描いた作品が”不適切”だと判断され、学校が没収するという出来事が起きたというのだ。

米ミシガン州在住のシエラ・カーターさん(37)がTikTokに投稿した動画によると、5年生の娘さんは美術の授業で”蝶ネクタイをしたピンク色の豚”を描いたという。『ピギー』と題されたそのカラフルな絵には、蝶ネクタイをしたブタが腕を振りながら「こんにちは」と言っている様子が描かれているのだが、一体何が問題だったというのだろうか。

美術教師から電話を受けたカーターさんはこう説明されたという。

一人の男子生徒が私のところにやってきて、娘さんが豚の絵に男性器を描いていると言うのです。

当然ながら、女児は蝶ネクタイであることを主張したというが、教師は教頭にも話をしたうえでこの作品を不適切だと判断。そして、没収されることとなってしまったのである。

豚の蝶ネクタイが男性器に見える!?

当然ながら娘の作品を勝手に卑猥なものだと判断されてしまったカーターさんは納得がいかない。その後、校長とも議論したが、最終的に「今回は見逃してあげるけれど彼女のファイルには記録として残しておく」と伝えられたという。

今回の件について、ジョン・デニー教育長は”TODAY.com”にこう語っている。

この件に関連して生徒の学校記録には何も残っていません。我々のスタッフを否定的に描くような一方的な物語がソーシャルメディア上で作られたことは残念です。このケースでは、生徒が適切に私たちのスタッフの注意を喚起し、それに対してスタッフは思いやりと思慮深さを持って対応しました。スタッフはその生徒の両親に連絡を取り、状況を話し合いました。この件において生徒が仲間はずれにされたりすることはありませんでした。すべての生徒のプライバシーと尊厳を守るために、あらゆる努力がはらわれました。

しかし、カーターさんによると、恥ずかしさや好奇の目で見られることに不安を感じた娘さんはこの件以来学校に行っていないといい、また学校側からの謝罪もないという。カーターさんの学校に対する怒りの投稿には「可愛い豚の絵、それ以外の何でもない」「一人の生徒の声によって自分の娘の作品が卑猥なものと判断されるなんてありえない」などとコメントが寄せられ、「何を描いたのか本人に聞くことが最優先されるべき」という言い分には多くの人から共感の声が上がっている。

参照元:TwitterYahoo!news

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sugi

海外生活に憧れ日本を飛び出した、考えるのは苦手な即実行型。自称人生経験豊富だがフリスクの開け方をつい最近知った実は箱入りアラフォー娘。

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