断続的進化を遂げる”リモート・キス”デバイス市場に新顔登場、その衝撃の新機能とは!?

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今を去る事5年前、「遠距離カップルでもスマホ経由でキスができるアイテムが爆誕!」と題した記事にて、「kissenger(キッセンジャー)」とも呼ばれるリモート・キスデバイスをご紹介したことがある。今、これを見るとチープな出来栄えで、子供のおもちゃの範疇を超えるものではないように思える。

しかしこの商品の基本コンセプトはそのままに、さらなる進化を遂げた商品が昨今中国市場に登場し話題となっているようだ。その衝撃の新機能をぜひご確認頂きたい。

遠距離恋愛のための新世代遠隔キス装置『Remote Kiss 』爆誕

製品名は『Remote Kiss 』。

唇の形をしたシリコンモジュールがキスをするための誘導領域として機能し、発信側のキスのジェスチャーを受信側の「口」に正確に移すことが出来るという。さらにはユーザーの唇の温度や、キスの音を検出して再現することさえ可能だ。

この装置の発明者は中国南部江蘇省の常州メカトロニクス技術専門学校の卒業生であるジアン・チョンリー氏。彼は大学のプロジェクトとして数年前にこのデバイスを作成し、2019年には特許を申請した。しかしその特許は今年失効し、早速それを活用した商用バージョンがすぐにオンラインで公開された。彼は自分のアイデアが非常に人気を博したことに驚き、人々が彼のデザインを改善してくれることを望んでいるという。

「私の大学では、私はガールフレンドと遠距離恋愛をしていたので、お互いに電話でしか連絡をとっていませんでした。このデバイスのインスピレーションはそこから生まれました」

衝撃の新機能「キス広場」が市場を拡大させるか?

ただ冒頭に述べたとおり、この遠隔キスデバイスという概念は以前からあり珍しいものではない。しかし、今回の新製品「Remote Kiss」にはSNS全盛時代の流れを取り込んだ、他とは一線を画す新機能が搭載されている。

それは、同梱アプリに搭載された「キス広場(The kissing square)」と銘打たれた機能だ。このアプリでは、ユーザーは自分のキス情報をクラウドにアップロードすることが出来る。これにより、受け手側は見知らぬ人といくらでもキスを交わすことができるというのである。(もちろん双方の許可は必要)
この機能はまさにキスのオープン化、クラウド化と言える画期的なものと言えよう。

この画期的アプリが提供する内容は、いくらでも応用が利きそうなものとしてSNSでも話題を呼んだ。
例えばストレートに性的サービスに活用することも出来るし、死に瀕した人がまだ見ぬ我が子へ向けてキスを残すことも出来る。さらには、キス情報が多数集まればAIを駆使して「理想的なキス」「魅惑的なキス」「良くないキス」「国柄別キス」「憧れのアイドルとキス!」など多数のキスパターンを人工的に作る事も出来そうだ。

たった5年で陳腐なデバイスがここまで進化するとは、人間のキスへの情熱おそるべしである。

なおこの新デバイス『Remote Kiss』は現在中国のオンラインモール「淘宝網(タオバオ)」で販売されており、288 元 (約5200円) で入手できるという。残念ながら、日本での発売予定は今のところなさそうだ。

参照元:OdditycentralTwitter

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ひろしげ

海外渡航経験はハワイ、イギリス、ニュージーランド。大陸に憧れと恐れを抱く典型的島国の人です。趣味は大仏巡り。牛久大仏を擁する茨城県が魅力度ランキング最下位というのは納得できない。

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