アメリカ・フロリダ州セントジョーンズ川の近くにある池のほとりで、驚きの光景が撮影され話題となっている。
その写真は、“ワニ“の背中に“カメ”が乗り、対岸まで移動していた様子が捉えられているものだ。
この珍しい光景は、写真家兼旅行ブロガーのリチャード・ジョーンズさんが撮影したもの。4月17日に彼のFacebookで公開されるや話題となった。
ジョーンズさんによれば、ワニが出没するこの池でカメはよく見かけられるものの、ワニの背中に乗って移動しているのを見たのは初めてだそうだ。
カメがワニの背中に乗ったのは偶然のだったようだ。ワニが何の気なしに泳いでいたところ、たまたま背中にカメが乗ってしまいごく自然に一緒に移動することになった、とジョーンズさんは語っている。
フロリダ州野生生物委員会によると、フロリダには推定130 万頭のワニが生息しており、爬虫類は往々にして車の往来を止めたり、店の近くでぶらぶらしたり、人の私道でくつろいだりして、ニュースの見出しを飾っている場合がままある。当サイトedamame.でも最近、犬を散歩中の85歳女性がワニに襲われ死亡。その戦慄の映像と通報音声が公開される。という記事をご報告させて頂いている。
取材を受けたジョーンズさんは、
「フロリダ以外に住んでいると、この写真は『うわー、今まで見た中で一番クレイジーだ』と思えるかもしれない。」
「でも、ここに住んでいると、こんなのはよくある『フロリダでの一日』さ!」
と語っているものの、ワニとカメは捕食-被食関係にある。なんとも奇妙なこの光景は自然界の中で起きたとりわけドラマティックなシーンと言えそうだ。