夢の国で大乱闘
“地球上で最も幸せな場所”とも称されるアメリカ・フロリダ州のウォルト・ディズニー・ワールド。この夢の国である家族が、100周年記念の看板の前で写真を撮るために他の家族に移動を促したことから、二家族間で諍いが勃発した。その諍いはエスカレートし、乱闘騒ぎにまで発展してしまったという。
この騒ぎは今月15日に発生した。目撃者によると、パーク内の100周年記念看板前で家族が写真撮影をしていたところ、別の家族が場所を移動するように要求した。しかし、写真を撮影していた家族は要求に応じることを拒否し口論となった。次第に言葉の応酬が暴力に発展、家族間の乱闘が始まってしまったという。
近くにいる他の観光客が止めに入り、ディズニーランドの従業員がすぐに駆けつけ事態の収拾にあたったものの、騒動の間、周囲の人々はパニックに陥り近くのエリアに避難することを余儀なくされてしまった。
騒動が収まるまで家族らは互いに怒鳴り合い、罵り合っていて一人の男性は立ち上がるのが困難なほどダメージを受けていたという。地元のオレンジ郡保安官事務所はこの乱闘後に少なくとも1人が治療を受けたが、起訴は拒否したと発表している。
暴力行為は増加傾向
ウォルト・ディズニー・ワールドはこの騒動について現在のところコメントは発表していない。
こんな騒動とは一見無縁のように思えるこのテーマパークだが、乱闘が勃発することはそれほど珍しいことではないという。ウォルト・ディズニー・ワールドはパーク内での暴力行為の増加を受け、手に負えない行為に対しての警告を2022年末に発している。
昨年7月には、ミッキーのフィルハーマジック劇場の外で家族間での口論から発展し、少なくとも10人が関係した大規模な乱闘が発生している。この事件では2名が逮捕され、複数名がディズニーパークへの入場を禁止された。
コロナ禍によるストレス蓄積の影響もあるのだろうが、こんな騒動に遭遇した子供たちに与える影響を考えると心が痛む。騒動を起こした大人たちには猛省を促したい。
参照元:Youtube、New York Post