先日、全仏オープンで危険行為のため日本選手が失格処分となるも相手ペアに批判殺到、という記事をご報告させて頂いたが、この騒動の「被害者」である加藤未唯選手がトラブルをものともせず、男女混合ダブルスで見事快挙をなしとげた。
🏆 New Champions in Paris 🏆@miyukato1121 & Tim Puetz score their first mixed doubles Grand Slam title, defeating Andreescu & Venus 4-6, 6-4, 1-0[10-6].#RolandGarros pic.twitter.com/RXXhFhQ8Uc
— Roland-Garros (@rolandgarros) June 8, 2023
今月8日、パリで開催中のテニス全仏オープンでは混合ダブルス決勝が行われ、加藤未唯/ T・ポイツ(ドイツ)組がB・アンドレースク(カナダ)/ M・ヴィーナス(ニュージーランド)組を逆転で破り、キャリア初の四大大会初優勝を果たした。
加藤選手が前述の「ボールガール事件」に遭遇したのは、つい4日前の事。女子ダブルス3回戦で失格処分となり賞金とポイント没収の措置を受けた。しかし、加藤選手はこの処分を不服とし4大大会側に提訴したことを明かしている。
この騒動が収まらぬ最中、このような偉業を成し遂げたことは賞賛に値する。その不屈の精神には勇気づけられる。満員の観客からも万雷の拍手を受けて、加藤選手はスピーチ中涙ぐむ瞬間も見せたという。
きっと、泣きじゃくったボールガールも加藤選手の快挙を喜んでいるに違いないですね。おめでとう!