タイで「本当のチーズバーガー」が発売され話題を呼ぶも、食べた人の評判は散々

グルメ

本邦には素材にこだわり、チーズ好きを虜にした「絶品チーズバーガー」なる名作バーガーが存在するが、このほど東南アジア・タイで「本当のチーズバーガー」(The Real Cheese Burger)の名を冠したバーガーが発売され話題を呼んでいる。

こういう方向性は考えもしなかった。そこには一切、肉はない・。

通常、チーズバーガーといえばハンバーガーにスライスチーズを1か2枚挟んだものだ。しかし、この『The Real Cheese Burger』は、20枚のスライスチーズを2枚のゴマ入りバーガーバンズで挟んでいる。そしては肉ない。さらにソースもない。ピクルスも。チーズだけがそこにある。

今月9日、”Burger King Thailand”はFacebookでこのニュースを発表し、客にこの商品はフェイクや冗談ではないことを伝えている。

「これは冗談ではない。これは本物だ」とキャプションをつけて投稿。さらに、”本物のチーズバーガーはチーズが大好きな人のための風味に溢れているのです!”と堂々とPRしている。

そして、7月11日、このハンバーガーは109タイバーツ(約440円)という値段で発売されると瞬く間に評判となり、店内にはこのハンバーガーを食べようとする人々が殺到した。

しかしチーズたっぷりチーズだけのハンバーガーは、実はチーズ好きの夢を叶えるものはないこと判明したようである。
タイのSNS上でこのバーガーを食べた人の感想をチェックしてみると、その評判は芳しくない。

「ザ・リアルチーズバーガーを自分で食べてみて、ゴミ箱に捨てる前に2口食べるのが精一杯だった」
「最悪だ… 恐ろしいよ。不味いという表現では足りない。文字通り、ハンバーガーバンズ、20枚のスライスチーズ、ハンバーガーバンズだ。ソースもない」
「パサパサで、消化器官に衝撃を与え、文字通り1000キロカロリー分の不要なプロセスチーズが入っている」
「”本物のチーズバーガー “の名の割には、このチーズには本物らしさが何一つない」
「バーガーキングは、話題性という側面はさておき、なぜこのようなことを考えたのだろうか」
「チーズが余っているのかもしれない。そうでなければ顧客を憎んでいるだけかもしれない」
「もう二度と食べないかもしれない。ハンバーガーにスライスチーズを数枚入れるのは好きだが、これほどは入れない」

・・・・と評判は散々なようだ。

やはり、食べ物は適切な組み合わせのときに美味しくなるもの。先人の知恵と工夫の結晶であるスタンダードな食事が一番美味しいものである。

しかしまた、食事はただ美味しければ良い、という単純なものでもないともいえる。この散々な評判のバーガーの記事を書きながらも、筆者はチーズが食べたくなってしまっている。昼時になったら駅前のバーガーキングへ駆け込む必要がありそうだ。ただし、この商品はタイだけの限定発売なので注意が必要なところである。

参照元:LadBibleTwitterFacebook

あなたにおすすめ

記者紹介記者一覧

ひろしげ

海外渡航経験はハワイ、イギリス、ニュージーランド。大陸に憧れと恐れを抱く典型的島国の人です。趣味は大仏巡り。牛久大仏を擁する茨城県が魅力度ランキング最下位というのは納得できない。

この人が書いた記事記事一覧