「デス・ダイビング」の新記録樹立
1972年、ギタリストのアーリング・ブルーノ・ホヴデン氏が考案した”デス・ダイビング(Dødsing)”は、腕を伸ばし、腹ばいになって行う極端なフリースタイル・ハイ・ダイビングの一種である。ジャンプは通常、水面から10〜15メートルの高さに設置された台から行うが、勇敢な…、いや怖いもの知らずなデスダイバーはもっと高いところから飛び込むという。
今月初め、ノルウェーの元MMAファイターでエクストリーム・アスリートに転向したケン・ストーンズ氏が、高い崖の中腹から氷点下の海に飛び込んで新記録を樹立したが、その高さはなんと40.4メートルだというのだから驚きだ。ソーシャルメディアなどで1億回以上再生されたという話題の動画がこちらである。
Death jump world record by Ken Stornes 😳 pic.twitter.com/QFo7OgaaEE
— OddIy Terrifying (@OTerrifying) December 5, 2023
動画からもその滞空時間がいかに長いかがわかり、震え上がってしまう。しかし、ストーンズ氏はこう話す。
自分は何かをする必要がある人間で、何かを目指して努力するのが好きだし、少し危険なことをするのも好きなんだ。少なくとも、生きていることを実感できるからね。
偉業を達成する人はやはり何かが違う。
もちろん、40メートル以上からのデス・ダイビングは非常に危険であり、着地を完璧にしなければ大怪我をしかねないという。今回のダイブについて着地は完璧だったと話しているものの、高さ50メートルからのダイブに挑戦する予定はあるかとの質問には、その可能性は低いと答えているということだ。
参照元:X、Oddity Central