無免許で施術をしていた偽医師を逮捕
このほど、タイ中部のサムットサーコーン在住の男(36)が逮捕されたという。その理由は、中学卒業程度の学歴しかなく、医師免許を持たないにもかかわらず、約20年にもわたり患者にペニス増大術をおこなっていたというのだ。
事の発端は、この男による施術を受けて深刻な感染症にかかってしまった患者が、不満を募らせ当局に通報したことにある。警察は保健サービス支援局の職員と協力し、覆面捜査官が客を装って予約を取るというおとり捜査を試みることにした。そして、タウンハウスで施術をおこなっていたところへ警察が踏み込み、この偽医師を逮捕したというのだ。
20年にわたり毎月2、3人の患者に施術
警察によると、男は14才の頃にインプラントのやり方を独学で学んだという。そして、医師免許がないにもかかわらず、ソーシャルメディアを通じてサービスを宣伝し、過去20年にわたり、毎月少なくとも2、3人の患者に施術をしていたことを認めたのである。
男は取り調べに対し、1回の施術につき5,000バーツ(約22,000円)から20,000バーツ(88,000円)を請求していたと明かした。かなりの収入になっていたようだが、当然ながら現在男は無許可で診療所を経営し、無免許で医療行為を提供した罪に問われている。また、手術により深刻な感染症と勃起不全を引き起こされたとされる客からの法的措置にも直面しているというが、この20年間、誰にもバレることがなかったことのほうが世間を驚かせているようだ。