【物議】マネキンの代わりに本物のモデルを起用した中国のアパレルショップが話題に!

カルチャー

マネキンの代わりにトレッドミルを歩く女性モデル

昨今、実在するモデルの代わりにAIモデルが起用されるなど、テクノロジーの進歩とともにあらゆるシーンにおいて人間味が薄れていくことに慣れてきているのではないだろうか。しかし、中国のデザイナーズブランドショップITIBでは、まるでその逆を行くかのように、マネキンの代わりに、店頭にあるトレッドミルの上を歩く本物のモデルを起用するという斬新なマーケティング方法を打ち出したのである。

ソーシャルメディアで拡散された動画をみた人々は、杭州にあるITIB旗艦店を訪れ、トレッドミルを歩く本物のモデルに目が釘付けとなった。公式の声明によれば、この試みは、静止した場面のみならず、動いたときの衣服のフィット感が確認できるように考えついたものだという。しかし、想定外だったのは、これが注目を集めるための戦略であり、トレッドミルの上を歩かせるのは若い女性をハムスターなど実験動物のように扱っていると否定的な声が上がったのだ。もちろん、マネキンの代わりに本物のモデルを起用するという独創的なアイデアや健康的なウォーキングを取り入れたことに肯定的な意見も散見されたが、どうやら人間とトレッドミルの組み合わせが人々には受け入れられなかったようだ。

この動画は昨年12月にSNSでシェアされたものだが、今年11月に再び拡散され話題をよんだ。物議を醸して約1年、人間マネキンに対する批判にどのような対応を見せたのか不明だが、現在も同ブランドは存続しているため世間からの厳しい声も一旦は落ち着いたのだろう。今回の一件で、その洋服を実際に着用した時どのように見えるのか、実在しないAIモデルやマネキンよりも、嘘偽りなく見せることができるのはやはり生身の人間かもしれないと感じた人は多かったのではないだろうか。

参照元:InstagramOddity Central

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sugi

海外生活に憧れ日本を飛び出した、考えるのは苦手な即実行型。自称人生経験豊富だがフリスクの開け方をつい最近知った実は箱入りアラフォー娘。

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