絶対盗まれないはずの高級車が盗まれる
購入したばかりの高級車を運転して自宅に戻ったイギリス人男性が、帰宅後60時間も経たないうちにその車を盗まれてしまったという。男性は、購入する際にディーラーのスタッフが、この車はセキュリティーがしっかりしており「絶対に盗まれない」と断言していたと主張する。
Thieves make off with ‘unstealable’ £183,000 Range Rover parked in owner’s drive https://t.co/7FbNIQ3H5Q
— Metro (@MetroUK) January 27, 2025
英ウォリックシャーに住む男性(45)は、昨年12月14日、コベントリーのディーラーで18万3000ポンド(約3,500万円)のレンジローバー2024 SVエディション・ワンを購入した。イギリスで販売されたのはわずか550台と限定車であることがわかるが、1万ポンド(約200万円)のグラファイト・ホイールや豪華なハイテク・インテリア、車内で流れる音楽に合わせて振動するシートなど、ありとあらゆる贅沢な機能を備えていた。男性は、近年高級車の盗難が増加しているこの国で、この車が注目を集めることを懸念していたが、ディーラーから、この車にはジャガー・レンジローバー(JLR)の新しいセキュリティ・アップグレードが採用されており、盗難不可能になっていると告げられたという。
しかし、それからわずか60時間のうちに、男性の車は盗まれてしまったのだ。
ディーラーに苦情を申し立てるも自己責任か!?
運転して帰宅した男性は、その夜、車の追跡会社からの不在着信で目を覚ました。そして、家の窓から外を見ると、そこにあるはずの車がなかった。監視カメラの映像では、午前1時ごろに3人の人物が捉えられており、彼らは15分もしないうちに車にエンジンをかけて走り去っていったという。犯行の際に、窓ガラスを割ったり自宅に近づく様子はなく、一体どうやって車を盗んだのかわからないようだ。
男性はディーラーのスタッフに、車を始動させるためにパスワードの入力が必要なゴースト・イモビライザーの取り付けについても尋ねていたが、「誰もこの車を盗まないから必要ないと言われた」と話している。
男性はすでにJGRに対し苦情を申し立て、「最新鋭と宣伝されたセキュリティー・システムが壊滅的な不具合を起こした」と主張しているが、同社はまったく取り合っていない。広報担当者はすでに報道陣に対し、「車の盗難はすべてのオーナーが直面するリスクであるため、JGRはいかなる責任の主張も検討しない」と語っている。
参照元:X、Oddity Central