マヨネーズがないことに激怒、放火
8月20日、スペイン・セビリアのロス・パラシオス・イ・ビジャフランカにあるカフェで、客としてやってきた50歳の男が店に火をつけ、放火の容疑で逮捕される事件が起きた。
男はサンドイッチを頼み、マヨネーズを添えてほしいと要求したという。これに対し、従業員がカフェには厨房がなくサンドイッチは出来上がった状態のものが届いているためソース類は用意していないということを説明した。激怒した男は店を出ていったかとおもうと、1.5リットルのガソリンが入った瓶を持って戻ってきたという。そして、従業員に本当にマヨネーズがないのか再び問いかけるや否や、ガソリンをバーエリアに撒いたのである。
Denied Mayonnaise, Man In Spain Sets Cafe On Fire With Customers Still Inside https://t.co/zmt5qNgTVU pic.twitter.com/u3uCTkV63d
— NDTV WORLD (@NDTVWORLD) August 22, 2025
男がガソリンに火をつけた直後に火の玉が噴き上がり、店内にいた子供連れの家族や高齢者を含む客はパニック状態で逃げ出した。混乱の中、男は現場から逃走する際に誤って自身の左手にも火傷を負ったというが、この火災によりカフェには推定7,000ポンド(約139万円)の損害が発生。そして、男は逮捕されることとなった。
この奇妙な放火事件は世間の注目を集め、些細な争いに対する異常で時に暴力的な反応を浮き彫りにした。カフェ経営者のホセ・アントニオ・カバジェロ氏は、自身の事業に甚大な損害を与え地域社会を震撼させたこの事件をいまだ信じられないという思いで振り返っている。