毎日ビールを飲む男性に悲報。その一杯が前立腺がんの確率を上げているかも
一日に1パイント(約550ml)のビールを飲むことが、前立腺がんになる確率を上げているとオーストラリアの研究者が発表した。500ml缶のビールを毎日1本以上飲んでいる男性に当てはまる話だ。
昔からアルコールは乳がんや消化器系などいくつかのガンの確率を上げる原因になると知られていたが、前立腺がんに関してははっきりとしていなかった。しかし、今回の影響で前立腺がんにも影響することが分かったという。
毎晩の晩酌が前立腺がんになる確率を23%も引き上げている…
『500ml以上のビールか2杯のワインを一日に飲む男性は、飲まない男性よりも前立腺がんになるリスクが23%も高い。この研究結果はアルコールが前立腺がんのリスクを高めるものだと強く言える証拠になる。』とティム・ストックウェル医師は言った。
アメリカ人男性のおよそ7人に1人は、生きている間に前立腺がんを患うと言われている。2015年には220,800人もの人が前立腺がんと診断され、27,540人が前立腺がんにより死亡している。これはアメリカの統計だが日本の男性もいつ自分に降りかかるか分からない。早期発見のためには健康診断は欠かさず受けるべし。
前立腺がんにより引き起こる症状
早期の前立腺がんには特徴的な症状はないが、前立腺がんによる前立腺肥大で尿が出にくくなったり、残尿感が残る、頻尿になるなどの症状がでる。
また進行すると腰の痛みが出ることがあり、骨の検査を受けてがんが発覚することもあるという。転移した先で見つかって原因を探れば前立腺がんだったということもあり、自覚症状なしに進行が進んでしまうことがあるので軽視できない。
前立腺がんによる男性の死亡率はがんで死んだ人の5%を占める。前立腺がんが発生するのは65歳以降が多く、原因は加齢と家系と言われている。
前立腺がんを引き起こす原因になる可能性がある食べ物と予防効果がある食べ物
アルコール以外にも前立腺がんを引き起こす可能性がある食べ物と予防に効果があるとされる食べ物を紹介しておく。今のところ候補と言われているので絶対ではない。
リスクを高めると言われる食べ物と栄養素…乳製品、カルシウム、肉、脂肪
予防になると言われる食べ物と栄養素…大豆、リコピン、セレン、ビタミンE、魚、コーヒー、野菜
前立腺がんを患っている、もしくは前立腺がんで亡くなった親族がいる男性は意識しておいて損はない。毎日500ml缶を飲んでいた人は350mlに代えてみる、予防になる食べ物を積極的に摂ってみるなど自分の将来のために意識してみてはいかがだろうか。