「いいな、食い終わったらみんなダッシュだぞ?」総勢160人の団体客がまさかの食い逃げ!スペインの田舎町を食い散らかす!

事件

食い逃げも みんなでやれば 怖くない

3月3日、スペイン北西部にある「ホテル カルメン」のレストランで、驚くべき食い逃げ事件が発生した!

食い逃げと聞くと、一般的に飲食店で食べた後コッソリ帰るという・・・みみっちい犯罪のように思われがちだろう。

しかし、今回食い逃げをしたのは・・・

120人ものグループ客!

被害総額はなんと約24万円!!!(2,000ユーロ)レストランにとっては大打撃である。

被害に遭ったホテル カルメン

起きたのはディナーの時間帯。

犯人グループは、子供の宗教行事の後のパーティとしてレストランに予約をとっていた。

彼らは前払い金の約10800円(900ユーロ)を支払った後、メインの料理コースと数種類の酒30本あまりを注文し食事を楽しんでいたという。

そしてデザートが出てくる直前、犯人たちは一斉に逃げ出したのだ。

この事件に対し、オーナーのロドリゲスさんはこう漏らしている。

ほんの数秒の間に起こった出来事です。計画的な犯行だと思います。こんなことは35年間このレストランで働いてきて初めてですよ。

地元警察によると、予約時に知らされていた電話番号とは連絡がとれず、また彼らはスペイン人ではない可能性が高いという。

2月にも近くのレストランで似たような手口の食い逃げが発生しており、今回も同一グループの犯行とみて、地元警察は捜査している。

 
 
 
 
 
 
 
・・・・と締めくくるつもりが、編集中に続報が飛び込んできた!!

 

 

3月6日、二件目の食い逃げが発生!

今度はわずか10キロほど離れた村にある「エル リンコン デ ぺパン」という店で、二件目の食い逃げが発生したのだ!

しかもメンバーはさらに増え、160人と超豪勢なパーティになっていたという。

一件目が大成功したことから、「俺も俺も~!」みたいなやつが寄ってきたに違いない。

今回の事件では、このグループの中にいた女が結婚祝いと称し予約を入れていたらしい。

入店後前払い金の約12万円(1,000ユーロ)は支払ったが、なんと彼らは約120万円分(10,000ユーロ)を飲み食いしたのだ!

そして、また一斉に消え去ってしまったという。

被害総額は約108万円。一件目のケースよりはるかに被害が大きい。

オーナーのローラ・アリアスさんは、BBCのインタビューにこう答えた。

160人ものお客さんがいましたが、突然全員いなくなってしまったんです。わずか5分の間にです。ありえない話ですよ。
 
普通のお客さんならゆっくり帰っていくんです。だからいつものように明日の朝にお金を払うとか、何かを言いに来るのを期待してたんですが、彼らは何一つ話さず、一斉に姿をけしたんです。

160人という人数でありながら、たった5分間で消え去るというのが衝撃だ。スムーズすぎる逃げ方から、160人を指揮して示し合わせたようにしか思えない。

だが幸いにもこの事件より、二人の首謀者が特定された。目撃者の情報から、犯行グループはヨーロッパ西部から来たであろうと推測されている。

これを受け、地元警察は新聞などで首謀者の情報を公開し、情報を募っている。

 

横行するEAT and RUN

この前代未聞のマッシブな食い逃げに筆者は驚きが隠せなかった。

もし店主だったとして、全員が突然ワッと逃げ出したら止めようとしても人の勢いに負けてしまうだろうと思う。

少数のスタッフVS大量の食い逃げ犯といったら、少し揉めただけで暴動レベルにまで発展しそうで恐ろしい。

成功率が高いだけあり、日本でも模倣犯が現れないことを祈るばかりだ。

 
 
参照元; BBC 一件目二件目TwitterHotel CarmenRincon de Pepin

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