【DJ坊主】仏教とテクノを融合した「テクノ法要」の極楽浄土感がハンパない!

アート

仏教のニューエイジはやっぱコレ!「テクノ法要」

今、若い世代の仏教離れが止まらない。朝日新聞の調査によると、2040年までに全国の神社仏閣は40%激減するといわれている。

どうしたら若者たちに親しんでもらえるか・・・・・・・あるお寺の僧侶が考え抜き、お経とあるものをミックスさせることを思いついたのだ。

それは、・・・・・・・テクノ!

百聞は一見にしかず。昨年10月に開催された法要の動画を見ていただこう!

極彩色で彩られる祭壇、その中央に神々しく現れるご本尊・・・・サイケデリックで現代的な世界観のなかに、仏は精神に宿っているという強いメッセージ性を感じる。

プロジェクションマッピングにより映し出される景色は、まさに極楽浄土!

この現代的な動きに、昔から信仰を寄せているお年寄りたちは反発しないだろうか・・・という心配の声も上がっていたものの、実際は「ご浄土ってきれいやねえ」と超ノリノリなようである。

反響はというと、現在では参拝者が本堂に入りきらないほどの人気がでており、SNSにも「行きたい!」という声が数多くみられる。

若い世代が離れて寂しい思いをしていたお年寄り世代と、お寺に敷居の高さを感じていた若者世代をつなげるきっかけとなりつつあるのだ。

テクノ法要の目的

この催しをしているのは、福井県福井市にある照恩寺というお寺だ。

住職の朝倉行宣さんが自らDJをつとめ、作曲から映像まで手掛けているという。

クラウドファンディングサイト「Readyfor」では、朝倉さんはこういっている。

「「テクノ法要」は、「極楽浄土は光の世界」という認識を基に、現代の光(プロジェクタ投影・舞台照明)で装飾した寺の内陣で、昔から伝わる声明(お経など)にテクノのリズムを乗せて勤める法要です。

 

現代に伝わる寺やお仏壇の飾りつけ(荘厳)も、先人が極楽浄土をイメージして当時の最高の技術を使い作り上げたものです。

 

私たちは、それを「伝統」として大切にしていますが、「極楽浄土をイメージする」ことを忘れているように感じます。

 

そこで、多くの方々に、自由な感覚でこのテクノ法要に参拝いただき、仏さまの世界を想像していただけるよう、また、仏教に興味を持っていただきたいと思っています。」

照恩寺は浄土真宗のお寺である。さかのぼって調べてみれば、宗祖である親鸞(しんらん)はその時のはやりの音楽に乗せて仏の教えを説いていたとのことだ。

もし親鸞が現代にいたとしたら、仏の素晴らしさを説くために全国ツアーライブをしていたに違いない!(ある意味やってた)

つまり、テクノ法要は本来あるべきお寺の姿なのである!!!

更に読売新聞のインタビューには、朝倉さんはこうコメントしている。

「多くの人に仏教に触れてもらうことが大事。私が馬鹿やることで、若い坊さんも色々と挑戦しやすくなると信じている」

この動きをきっかけに、全国のお寺がコミュニティーとして返り咲けば、人と人とのつながりが復活し日本に活気が戻るだろう!

ニューエイジの仏教のあり方に期待せざるを得ない!!照恩寺にはこれからも頑張ってほしい!

 
 

で、スピーカーは?

筆者が一番スゴイと思うのは、どうみても、ただの思いつきで始めたようなクオリティではないところ。

いつもはナムナムとチーンとポクポクしか聞こえない静かな場所を、ここまで本格的なライブハウスに変えるのは大変だっただろう。木魚の近くにスピーカーがあるなんて、不思議で面白い時代になったものだとしみじみ思う。
 
 

ん?そういえば・・・坊主・・・・ぼうず・・・・ボウズ・・・・

bose

はッ!!!!!!!!まさか・・・使っているスピーカーも・・・!!!

 

 
 

bose

Altecだった・・・・

参照;ReadyforYoutubeTwitterBOSE

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