Facebookで見かける「人探し」はシェアしちゃいけない!
Facebookなどで行方不明者を探す投稿を見かけたことはないだろうか。
全然知らない人の人探しでも少しでも力になれたら…と親切心でシェアしてしまう人が多いが、『簡単にシェアしてはいけない!』とカナダの警察が呼びかけている。
特に子どもの捜索願いのシェアは要注意だという。
なぜ行方不明の子どもの情報を簡単にシェアしてはいけないのかというと、『行方不明でない場合がある』から。
子どもが行方をくらましている理由が虐待から逃げるためだったり、離婚して親権を取れなかった親が面会謝絶のはずなのに、どうにかして子どもと会うためにどこにいるのか情報を得ようとしていることがあるからだ。
そのような状況で子どもの居場所が見つかってしまったら、誘拐などなんらかの事件が起きる可能性がある。
とはいえ本当に困っているなら助けてあげたい…
それならまず『情報の出所』を調べるのが先決。たとえば警察署、信頼できる新聞やニュースサイトの情報なら安心してシェアできる。
しかし個人がSNSで人探しを出しているときは本当にシェアしていいのかどうか、よく考えないといけない。
↓個人の人探しにはこのようなことが考えられるのを覚えておこう。
ちょっと待って!!
行方不明者、というツイート、そんな安易に拡散しちゃ、だめ!!!何度も言われてるでしょう!
警察に任せなさい。ツイート主は、ほんとに家族???
ツイッターで証明できない!母です、て言ってストーカー男なら?
性的虐待親なら?— エズメ (@esme9story) 2015年7月17日
逃げ出してきた、可能性は絶対にない、と
なぜ、言い切れますか?Facebookですら、本人証明は危ういのに
ツイッターですよ?わたし、知ってるよその子、あのコンビニでバイトしてたよ とか
絶対に教えてはだめです!— エズメ (@esme9story) 2015年7月17日
親切心を利用する悪い人がいることを忘れてはいけない。シェアした時点で自分が発信元となり、気づかないうちに事件に加担してしまっていた…なんてことにならぬよう、シェアすることには責任を持たなければならない。
今はSNSで検索すればなんでも分かるし、良くも悪くもすぐに拡散されてしまう。どれが正しい情報なのか見極める力が求められる時代であることを肝に銘じておこう。