同じチョコレートなのに音楽により、なめらかにもビターにもなるって知ってた?

グルメ

なめらかな旋律は味覚までなめらかにする?

qi58tahz
オックスフォード大学のチャールズ・スペンス教授は、同じチョコを食べていても、その時聞いている音楽によってクリーミーさの感じ方が違うのを発見した。ソフトなフルートの旋律はダークチョコの味をよりクリーミーにし、かき鳴らすようなバイオリンの音は同じダークチョコをより苦く、シャープな味にしたという。音や曲を聴くことによりチョコレートの楽しみ方が増えるという、チョコレートホリックの私にとって嬉しい発見だ。

lz9cvxqv
チャールズ・スペンス教授によると、「人間は同時に体験していることを分けて考えられず、あることで感じていることが、別のことに影響してしまう。」という。

スペンス教授は116人の被験者を集め、カカオを71%含むチョコか、81%含むダークチョコを与えた。それを静かな環境で味わったときと、音楽を聞きながら味わったときでどう違ったか答えてもらった。

すると最初に言ったように、フルートのなめらかな音楽を聴きながらのほうが味も舌触りもクリーミーに感じ、バイオリンの不協和音になると苦く、舌触りまで荒く感じたという結果になった。

チョコレートと音楽をコラボさせたボックスをプロデュース中

ph_onlineshop_detail011-600x318
ドイツのブリュッセル自由大学で食品科学研究者であり心理学者のフェリペ教授がはじめにこの研究を始めた人である。彼は現在もベルギーのショコラトリーとして有名なレオニダス、パッションショコラ、フレデリック・ブロンディールを含むチョコレートショップと音楽とセットのチョコレートボックスをプロデュースするために協賛している。

彼らは地元の音楽家に弾いてもらい、その音楽とともにチョコレートを味わうとどのように味に影響があるかを楽しんで欲しいと願っている。もし日本でも発売されることがあれば、ぜひ味わってみたいチョコレートボックスだ。

一緒に食事して美味しいと感じられる人は大事にしよう。

フェリペ教授はチョコレートだけじゃなく他の食べ物も音楽の影響を受けるはずだと言っている。もしそうだとしたらレストランなど一箇所でたくさんの人がさまざまな料理を食べる時はどうなるのだろう。もしかしたら知らないうちに店内のBGMや環境、一緒に食事している人に影響されて感じる味が全然違うのかもしれない。

9ydyeq61
1人でご飯を食べるより、誰かと一緒に食べたほうが美味しいのがまさにこの現象だとしたら、一緒に食事していつもより美味しく感じられる友人は大事にすべきだと思う。

参照:MirrorPEXELSレオニダス

あなたにおすすめ

記者紹介記者一覧

難しいほうの峯

強烈なほどボディコンに憧れをもつ平成生まれ女。苗字をスムーズに読み書きしてもらえたことがないストレスフルな人生を楽しむほどのポジティヴさが売り。遠慮せず喜怒哀楽をありのままに表現しすぎるのが玉に瑕。

この人が書いた記事記事一覧