ヘビが薬物依存症!?
近頃、芸能人の危険薬物使用が次々に明るみになり世間を騒がせている。今では手に入れようと思えば、誰でも危険薬物を手に入れることができる時代。学生の間で蔓延するなど、日本では現代社会にはびこる深刻な問題となっている。
そんな中オーストラリアでも先日、危険ドラッグに関する衝撃のニュースが報じられたと話題になっている。
なんと、薬物依存の疑いで警察によって捕獲されたニシキヘビが、つい先日、更生に成功したというのだ!!
ヘビが薬物依存症という時点で驚きだが、更生までしてしまったというのだから衝撃の連続である。
覚せい剤製造所のペット
そのニシキヘビが発見されたのは、メタンフェタミン工場、いわゆる覚せい剤の製造所。2016年半ばに、警察がその製造所の手入れをした時のことだった。
↓メタンフェタミン。
発見されたとき、体長約2mのそのヘビは手入れ中の警察官に噛みつくなど異様に攻撃的だったという。
その様子から、ヘビは覚せい剤製造中に飛散した粒子や煙を吸い込んだことにより薬物依存症に陥ったことが、専門家により判明した。そうして、そのヘビは現地の野生動物保護センターでリハビリを受けることになったのだ。
ヘビが施設に運ばれてきた時、薬物の影響を受けていることは明らかだったという。
飼育員のイアン、ミッシェルさんはその時の様子をこう語る。
「そのヘビは、明らかにイライラしていたし、緊張していた。常に何かに体を打ちつけようとしていた。普通、その辺にじっとしているだけのニシキヘビだが、今回のヘビは異様に攻撃的だったし、不安定だった。」
その後の調査で、ヘビは覚せい剤製造所で飼われていたペットだということが分かった。違法薬物製造者が威嚇のためにヘビを飼うのはよくあることだそうだ、、、
7ヶ月の時を経てついに更生!
まず、ヘビの体内から薬物の成分を完全に抜くまで約一か月を要したようだ。リハビリを始めた当初は、人間と同じように禁断症状を示し、容器の中を落ち着きなく動き回っていたという。
しかし、その後は順調に回復し、リハビリ開始から約7ヶ月後、ついに無事完全な更生に成功したのだ!
ちなみに、その薬物依存だったヘビは、まだ裁判を受けている飼い主の判決が出次第、認可された別の飼い主に受け渡されることが決まっている。
それまでは、野生動物保護センターの近くにある、リハビリ施設で同じく更生に励む14人の囚人によって世話をされるようだ。
↓実際のニュース映像(英語)
A 2m long jungle python, seized in a meth lab raid had become addicted to ice by absorbing fumes in the air. Authorities say it was on edge erratic and aggressive but now 7 months later, it's rehabilitated.
Story: https://yhoo.it/2omi89j
#MethSnake #7News
7 News Sydneyさんの投稿 2017年4月11日