鼻をほじって手についた鼻くそを口に運ぶ。小学校低学年くらいの子どもがよくやる行為である。成長するにつれて何となく恥ずかしいということに気がつき、次第に鼻くそを食べなくなっていく。
そんな経験したという人は少なくないのではないだろうか。しかし、そんな鼻くそに関する驚愕の研究結果が発表された。なんと鼻くそを食べるのが健康に良いというのである!!
鼻くそが健康にいい!?
何を言っているんだ?そんなわけはないだろう!と思うのも無理はない。しかし、その発表をした研究チームにはあのハーバード大学やマサチューセッツ工科大学の研究者がメンバーとして参加していたというのである!
その研究によると、鼻くそは良質なバクテリアの宝庫だというのだ。研究者らは「親は、子どもが鼻くそを食べるのをやめさせるべきではない」と主張している。
またそれだけではなく、鼻くそは菌が歯に付着するのを予防する効果も期待できるというのである。
すげえ…鼻くそすげえよ…汚いものの代表として挙げられることも少なくないのに、こんなにすごい効果があったなんて…
しかし、驚くのはまだ早い。鼻くその真の力はこれだけではなかった。
鼻くそが病気の予防に
この研究では、鼻くそには呼吸器感染症や胃潰瘍、さらにはHIVの感染を予防する効果があるとされているのである!!
HIV!?現代の医療技術をもってしても完治させることはできないとされている難病。そんな病気の予防に鼻くそが有効だというのか。にわかには信じがたいが…まあハーバード大学の研究者がいうのなら信憑性はあるといえるだろう。
我々が幼いころに体験した、あの「鼻くそを食べたい」という衝動は自分の体を守るために、進化の過程で身についたものなのかもしれない。
読者の皆さんも鼻くそが食べたくなったら、「健康のため」と言い張って、恥ずかしがらずに食べてみてはどうだろうか。
参照元:The Telegraph