方向を変えると浮き出る文字!『アンビグラム』って知ってる?
Twitterで、あるトリックアートが話題となっている。早速、話題のきっかけになった作品を見てほしい。
『陽』をモチーフにしたオブジェが地面に映し出したのは、なんと『陰』という対義語。確かに同じ部首ではあるがどうして陽の影が陰になるのだろうか、、、不思議でならない。
『アンビグラム』という方法で生み出されたトリックアート
この作品は野村一晟(のむらいっせい)さんにより生み出された。野村さんは細密画も手がける作家であるが『アンビグラム』というトリックアートを使った面白い作品も数多く生み出している。
アンビグラム(ambigram、またはinversion, flipscript)は、語を与えられた形式だけでなく、異なる方向からも読み取れるようにしたグラフィカルな文字のこと。
芸術には疎い筆者であるが、このような不思議かつ面白い作品には惹かれる。というわけで、筆者の独断と偏見で野村さんの素敵なアンビグラム作品を紹介していく。
ありきたりな母の日のプレゼントに飽きた人はコレ!
アンビグラム(さかさにしても読める文字)は、珍しいギフトにぴったりです。
お母さんの名前をさかさにしたら、感謝の思いを伝えることもできるのです。#アンビグラム#母の日#ギフト#プレゼント
2016年作 pic.twitter.com/6q1cqDtuem— Issei Nomura (@IsseiNomura) 2017年5月9日
『おかあさん』と書かれたカードを回転させると『ありがとう』が浮き上がる。
おかあさんとありがとうが一体となったカードで母への感謝の気持ちを伝えるなんて素敵。
ハッとさせられる対義語シリーズ
ピンチのときに限って大きなチャンスが巡ってくることがある。何事も行動次第で紙一重だ。
『にせもの』か『ほんもの』になるかは自分次第。
アンビグラム作品を最大限に楽しめる飾り方
回転させて鑑賞するアンビグラムを壁に展示する際はどうやって鑑賞すべきか、ということでアンビグラム鑑賞用可動式額を作成。 pic.twitter.com/Ske1UTWDyC
— Issei Nomura (@IsseiNomura) 2016年2月10日
クルっと回すと『ただいま』が『おかえり』に。壁に飾るときには動画のようにくるくる回せるようにするとアンビグラムがより楽しめる。『OPEN』『CLOSE』とかがあればお店でつかったりも出来そう。
まだまだ広がるアンビグラムの世界
いかがだっただろう。筆者は色んなアンビグラムの作品を見ているうちにひっくり返さなくても解読できるようになった。
現在は『アンビグラム』と聞いてピンとくるほど有名なアートではないかもしれない。しかし、触れれば誰でも楽しめる面白いアートであることは間違いなさそうだ。一度見ると魅了されるアンビグラムの世界がもっと広がっていくことに期待しよう。
最後はアンビグラム作品で…『さようなら』
『ありがとう』