驚くほど思いもよらないことが起きる世界
世界には時として思いもしないことが起きる。
例えば、いまさっき起きた身近なことでいえば、1年近くビルの管理人に訴え続けていたのにずっと温かくならなかったトイレの便座が急にあったかかった。ささいなことでも思がけないと仰天する。「やっとか~」と思ったと共に、お尻だけでなく心まで温まった出来事だった。
そんな私の話はどうでもいいのだけれど、世界にはびっくり仰天することが起きている。この動画を見てほしい。
クマ、ライオン、トラ…ジャングルで絶対遭遇したくない動物ランキング、上位5位には入る彼らが…なんと戯れている!
なんとも仲睦まじくスリスリしたり、ナメナメしたり、「うわー私も仲間に入れてぇええええ!」ってなったのもつかの間、冷静に考えたらすごい地獄だったので仲間には入らないでおこう。
共につらい想いをした仲間が幸せに暮らせる場所へ
この3匹は、警察が麻薬取締でガサ入れした一軒で見つかった人間の飼育下にあった動物たちなのだ。麻薬の取引をするような飼い主だ。普通でないのは言わずとも分かる。三匹は見つかった時には栄養失調に感染症のおんぶにだっこで、すぐに治療が必要な状況だった。
そこで引き取ってくれたのがアメリカのジョージア州にあるノアズ・アーク・アニマルサンクチュアリ。まさにこの三匹にとって天国の場所。本当に良かった。
2001年に引き取られ、アメリカンブラックベアはバルー、アフリカンライオンはレオ、ベンガルトラはシェアカーンと名付けられた。ノアズ・アーク・サンクチュアリで『BLT(ベア・ライオン・タイガー)』として親しまれ人気者になった。
トリオの一匹、ライオンのレオが2016年8月に永眠
On August 11th we said goodbye to our beloved Leo, the 15-year-old lion in our “BLT” trio. Leo hadn’t been himself the…
Noah's Ark Animal Sanctuary: home of the BLTさんの投稿 2016年8月16日
出会いには別れがつきもの。トリオの一匹、ライオンのレオが2016年8月27日に永眠。
バルーとシェアカーンとレオは本当にいつも一緒にいたらしい。食べる、寝る、遊ぶ、なにをするときもずーっと。
警察に見つけて貰うまではつらい思いをしたかもしれない。だけど、引き取られてから15年間、三匹揃って幸せに暮らした思い出は残されたバルーにもシェアカーンにも、天国に行ったレオにも忘れられないものとなっているだろう。