今ではすっかりおなじみの野菜となった「アボカド」。海外で人気に火がついた後、2010年代になって、日本での人気を確固たるものとした。栄養価が高く、低カロリーなため、特に女性からの人気が高い。
しかし最近、そんなアボカドによって病院送りにされる人が、イギリスを中心に増えてきているという。
なぜだろうか?別にアボカドに毒があるわけではないのだから危険性はないと思うのだが…
アボカドハンド
病院送りになった人々は、みな「アボカドハンド」が原因だという。
「アボカドハンド」?アボカドによって手がかぶれるといった症状だろうか、と筆者は思ったがどうやら違うようで…
アボカドを料理する際の包丁での傷
「アボカドハンド」とは、アボカドを切る際にできてしまった自分の手や指の傷のことを指す。
傷ができる詳しい経緯は人によって様々であるが、以下のような原因が考えられる。
①種を取り除く際に、包丁を種に突き刺すこと:実際に調理したことがある人はわかるだろう。アボカドを半分に切った後、片側に大きな種が残る。その種を取り除くために、包丁を突き刺してひねりながら取り除く。
このときに、包丁で傷ができてしまうらしい。
②表面がすべること:アボカドの表面はかなりすべる。先ほどのように種を取る際に、すべって怪我をしてしまうのだろう。
③皮が硬いこと:十分に熟していないものは皮が硬く、包丁が通らず、すべって怪我をするのだろう。
実際に「アボカドハンド」になった女性の写真。腱と靭帯を傷つけてしまったらしく、かなり大きな包帯を巻いている。
イギリスのある病院の医師は、「この一週間で4人もアボカドハンドの患者を治療した」という。
中にはこのように包丁が手を貫通してしまうという人もいるようだ…絶対痛いやん。アボカドに注意書きが載せられる日も近いのだろうか。
おそらくアボカドが原因の怪我というものは、以前からあったのだろう。実際にネット上でもアボカドを切っている最中に怪我をしてしまったという書き込みがちらほら見受けられる。ただ、最近特に多いことから、アボカドハンドと名づけられたのだろう。
アボカドがそんなに危険なもの(?)とは筆者も知らなかった。アボカドが好きで、よく食べるという人には十分に注意していただきたい。
正しいアボカドの切り方はこちら。
参照元:The Telegraph、shared、YOUTUBE
許諾元:Grace Dafoe、Alex Santaloci